宇宙へ!準備完了2012/05/03



今日は千葉市科学館が入っているビル「Qiball」の1階で「宇宙エレベーター教室」。
昨日は、上の写真のスペースで準備。


最大15m、4階の高さにもなるテザーを吊るして、私のクライマーモデルで、15mまで登ることを確認。



そして机を並べて準備完了。
床のマットの番号は、設定するリモコンのチャンネル。

あいにくな天気だけど、予約したみなさん、気をつけてご来場ください。

宇宙まで行ったかい?2012/05/04



昨日開催された宇宙エレベーター教室の速報。

宇宙エレベーター協会副会長の青木さんの分かりやすい講義で、宇宙エレベーターの勉強をした後、ワークショップに突入。


みんな一生懸命試行錯誤しながら、オリジナリティあふれるマシンを生み出していく。


ある程度完成したら、宇宙へ。
今回の最長のテザーは15m。到達点は4階のフロアに相当する。
いくつものチームがこの頂点に到達した。
一方で、落下事故も相次いだ。ヘルメットとゴーグルはしているものの、床のマットに叩きつけられる重い音と、飛び散るパーツには、大人も子どもも息を呑む。
「成功するには、いくつもの失敗がつきもの」であることを実体験する一瞬である。



ワークショップにはいろんなタイプの子どもが集まる。
常に気にしてあげた方がいい子ども、ときおりアドバイスを与えた方がいい子ども、聞かれるまでアドバイスを与えなくてもいい子ども、口出しをいやがる子ども‥。
最初の10分か20分で、ある程度子どものタイプを把握し、できるかぎり的確な指導をしようと心がけている。
が、これがなかなか難しい。w
自身も少しずつスキルアップしているつもり。

最後になりますが、ご来場いただいた少年少女と親御さん、豪雨の中本当にありがとうございました。また次の機会にお会いしましょう。
また、宇宙エレベーター協会の方々、バックアップしていただいた千葉市科学館のスタッフの方々、ありがとうございました。

さて、今日は「レゴブロックで・うごくロボット・はくらんかい」。
100人の定員は予約でいっぱいですが、広い開放的な空間で、吹き抜け横の2階3階からもご覧いただけます。たぶん、後半のロボットふれあいタイムも、予約した方々が減りはじめた頃を見計らって開放することになると思います。
お近くの方、よろしければぜひご来場ください。

ありがとう・はくらんかい2012/05/05



昨日、千葉市科学館で開催した「レゴブロックで・うごくロボット・はくらんかい」。
キャンセル待ちの列ができるほどの盛況の中、無事終了した。

ワークショップは、まず私の講義から。
すぐに「むむ、みんなすごい集中しているぞ‥」というのが伝わってくる。小さなお子さんから、お子さんのような大人まで、食い入るように私の話に耳を傾けてくれている。たくさん頷いてくれるし、とても話しやすい雰囲気。w
そんな中、30分ぐらい講義をした後は、お待ちかねの「ロボットふれあいタイム」。
持ち込んだ10台のキカイとロボットに、実際に見て、触れて、楽しむ時間だ。


お気に入りのマシンのそばに集まる子どもたち。


小さい子も不思議そうにマシンを観察している。(^_^)


大人も。(^_^;)


今回は「サインや写真撮影のご要望はお気軽に!」と宣言したことで、ふれあいタイムの大半の時間が、子どもと一緒の写真撮影とサインの時間に。
いつも以上に「触れ合った感」が心に残るイベントでした。

東京、神奈川など遠方からお越しいただいた方を含め、ご来場いただいた少年少女と親御さん方、本当にありがとうございました。またの機会にお会いしましょう。
また、このイベントを作り上げてくれた千葉市科学館の池田さん、小高さん、庄子さん、そして会場で子どもたちを上手に楽しませてくれたボランティアスタッフの方々に心より感謝いたします。

そういえば、昨年9月に開催した「ウゴクブロックナイト」(こちら)にご参加された3人の方が、今回はご家族連れでご来場いただきました。感謝です。w

あしのはやいむし2012/05/06



俊足歩行機械「あしのはやいむし」。

足が速いだけで、コントロールするのが楽しくなる。
先日の「レゴブロックで・うごくロボット・はくらんかい」で、新人スペシャルゲストとして登場し、一気に子どもの人気を博した作品。
子どもたちの粗削りなオペレーションにも無事1時間持ちこたえた堅牢さもポイントだ。

動画はこちら
解説はこちら

レゴブロック収納術2012/05/10



五十川さんはレゴブロックをどのように整理、収納してますか? − という質問をたびたびいただくので、ざっと紹介する。
ただ、レゴブロックの整理法や収納法については、100人100様、人それぞれだと思うので、あくまでも「五十川にとって使いやすい収納術」として見てほしい。

上の写真は、全景。
大別すると、(1) 机下の引き出し、(2) 机上の手前側のトレー、(3) 机上の奥の大型トレー、それと写真には写っていないが、左手にある (4) ミニスタジオ下の引き出し、の4つに分けられる。


(1) 机下の引き出し


主に大きなパーツ、大量に使うパーツが入っている。ブロック、プレート、ビーム、直線リフトアームなど。一般的なシステム系のパーツは、ほとんどここに入っている。


(2) 机上の手前側のトレー


小さいパーツはほとんどここに入っている。


トレーは3段重ね。下の方のトレーほど使用頻度の少ないパーツとなっている。
この手のトレーを買うときに気をつけるべきことは、「重ねたときに入れ子にならないもの」を選ぶこと。つまり、上側のトレーが、下側のトレーにすっぽりと入ってしまうタイプのものは避けるべし。


適当なモノが見つからなかったので、仕切り板は自作。白い樹脂板を、L字型の透明樹脂板2枚ではさんで瞬間接着剤で固定(詳細はこちらの記事で)。


(3) 机上の奥の大型トレー


ここには中サイズのパーツが入っている。
こちらは2段重ね。


(4) ミニスタジオ下の引き出し


ここには少し特殊なパーツやより大型のパーツを収納している。
1段目には、大きめのタイヤなど。


2段目は、NXTの本体やモーターなど。旧型モーターもオレンジ色のトレー下に入っている。
ちなみに、3段目の引き出しには、スライザーやバイオニクル系のパーツが入っている。


この他、押し入れの中とかにも、基礎板やほとんど使わない系パーツ、溜まってしまった大量のペグのストック、あっという間に消えたLEGO Znapシリーズのパーツ、コントロールセンター1&2など‥‥いろいろ。

そうそう、引き出しやトレーのメーカーや型番などはわかりませんのでご了承を。
10年以上に買ったものなので、廃番商品になっている可能性も高いです。

きいろいぼうえんきょう2012/05/12



久しぶりにモーターも電池も使わない作品。(^_^)

詳しくはこちら

たまにはこういうのも楽しいのだ。

学生たちの作品紹介!2012/05/16



神奈川工科大学創造工学部の授業「家電製品とプロダクトデザイン」の導入として行ったワークショップ。全体で6コマの授業、ひとまず完了。
今年の受講生は31人。ワークショップとしては少し大所帯。10チームに分けて進める。

今年与えたワークショップのテーマは、「人間の能力を伸ばす家電製品の開発」。
「子どもの何らかの才能を伸ばす」あるいは「衰えたはじめたシニア世代の何らかの能力を回復する」といった家電製品を企画し、レゴブロックも用いて製作し、それを売り込むためのチラシを作り、プレゼンテーションする − という一連の模擬体験学習。
製品のターゲットユーザーは、くじ引きで決める。


前回の授業は、企画〜製作。
考え、思いつき、悩み、試行錯誤しながら作品製作に取り組む。壁にぶつかっているチームには、タイミングを見てヒントを出す。


今回の授業は、チラシ製作〜プレゼンテーション。
学校全体でMicrosoftのオフィス系アプリの使用権(?)契約をしているらしく、学生たちが使用するアプリはPowerPointか、Word。(それで本当いいのか‥と思う部分もあるが‥)
いずれにしても、PowerPointもWordもほとんど使用経験のない私に、MS系の質問はしないように。w

なんだかんだで、チラシも仕上がり、プレゼンテーションも無事終了。




上左の作品は、カタログ優秀賞。上右の作品は、プレゼンテーション優秀賞。


上の2点は、優秀製品賞。


上左の作品は、総合優秀賞。上右の作品は、総合2位。
総合優秀賞の作品は、リモコン式の自走式超小型カメラ。岩の陰や土管の中、生い茂った木々の中など、人が入ることのできないない場所を走らせ、写真を撮り、その映像を通して自然科学への興味を伸ばそうというカナリいい感じの作品。
総合2位の作品は、脚立までは持ち出したくないけど、ちょっと棚の上のモノを取りたいといったときに使う製品。脚立や踏み台と異なり、靴に装着するタイプなので移動も可能とのこと。

今年は、例年以上にオリジナリティあふれるいい作品がそろった感じだ。
私も多くの刺激をもらった。
学生諸君、お疲れさん! そしてありがとう。
審査員としてご協力いただいた柴田さんにも感謝。

スピーカー進化中2012/05/18



時間を見つけて、スピーカーを少しずつ制作中。

この前まで、ロータリースピーカー(こちら)になっていたスピーカーユニットだが、ほとんどロータリースピーカーとして使う機会がないので、一般的なスピーカーに。

最初は密閉型で作ってみたのだが、 全然低音が出ない。
いろいろ考えてバスレフ型にしてみた。密閉型よりはずっと低音が出るようになった。
試行錯誤を繰り返し、現時点でこの形。
6cmフルレンジユニットだけど、それなりに鳴っている。
でも、まだまだ満足するレベルじゃない。進化を続ける予定。

なお、レゴブロック以外に使っているものは、スピーカーユニットとRCA端子とそれを結ぶケーブル、そして少々の吸音材。ネジも使ってないし、魔改造もしていない。

これな〜んだ?2012/05/20



これはなんでしょう?


名刺入れ。
名刺が8〜10枚ぐらい入る。


裏にある穴に人差指を入れて、名刺を押し出すようにした状態で、表から名刺を抜き出す。


片手では難しいけど、両手なら全く問題ない使い勝手。

問題は、4プレート分の厚みだ。
3プレート厚にしても分解はしないけど、ちょっと強度不足になる。

しかし、レゴブロックの基本色である赤、青、黄、緑を並べると、いきなりgoogle臭が漂ってくる。それだけあのロゴを日常生活で目にしているということだな。w

金環日食&レゴブロック2012/05/21



お待ちかねの金環日食。
レゴブロックで作った2種類の観測装置で楽しんだ。

ひとつめ(上の写真)の装置は、科学的にしっかり作ったもの。
左の白い正方形部分が投影面。右上の黒い正方形部分がピンホール。
右下の脚で仰角を調整する。右側の赤いタイルが欠けはじめの仰角、左側の赤いタイルが欠け終わりの仰角。


ピンホールは花びら。(^_^)


欠けはじめ。


金環。


欠け終わり。




ふたつめは、もっと簡単なもの。
一番小さな穴のあるものを捜して、見つけたのがこのパーツ。ミニフィグの足に付けるフィンだったかな。


こんな感じで投影。


欠けはじめ。


金環。


おしまい。

いや〜楽しかった。
たぶんこうして自宅で金環日食を楽しむ経験は、最初で最後だろうなぁ。