パーツ考察 − 212010/06/18



久しぶりのパーツ考察。
今日はこれ。

アイスホッケーNHLシリーズの、スティックの動作に使われていたセンターリターンのスプリング。


上のように、軸が左右90度まで回転し、バネの力で元の位置まで戻る。
センター位置での遊びが全くなく、キッチリと中央に戻る。

この特徴を活かして、このように使っている。(下から2枚目の写真に写っている)

持っておいて絶対に損のないパーツだが、2003年に出たきり。
BrickLinkでも、ほとんど流通がない状態である。

このパーツを含むセットを、そんなに昔ではない以前、どこかのクリックブリックで見かけたことがある。こんなにレアなパーツになっているとは思いもよらず、購入しなかったのが悔やまれる。
見つけたら、即、買いの方向で。

レゴエデュケーション カンファレンス2010/06/21





お台場の日本科学未来館で「レゴエデュケーションカンファレンス2010」に参加してきた。

「レゴエデュケーションカンファレンス」は、レゴブロックの「教材」としての可能性を、さまざまな視点からさぐっていこう − という教育関係者向けの研究、事例発表会。
今年も、小中高大学、塾など多くの先生方が日本中から集まった。

機上で急病人発生というアクシデントに巻き込まれて、来日が間に合わなかったタフツ大学クリスロジャース教授は、ビデオを使って基調講演。こんな臨機応変な対応も、デジタル社会ならでは。

教育指導要領の改訂、エコ実験が可能な「エネルギーセット」の発表など、教育現場でのレゴブロックの活用が大いに期待されるだけあって、去年以上に具体的な導入検討の熱気が伝わってきた。

少しでも多くの子どもが、レゴブロックで遊んで学び、それまで自覚のなかった潜在的な自身の才能に気付いてくれればいいな、と思う。

WRO 2010 記者発表2010/06/23



昨日、新橋で開催されたWRO 2010のプレスリリースを見てきた。
例年以上にメカニカル的に克服すべき課題が盛り込まれ、今年も楽しそうだ。
特に、高校生部門の「柱登り」は見どころだろう。

今年のルールはこちら


先に別件の打ち合わせが入っており少し遅れて参加したため、前半は聞き逃したが、文部科学省初等中等教育局の上野耕史さん(上の写真)のスピーチはとても興味深く、役に立つ内容だった。(全体を聞けなかったのでレポートはなし:すいません)

各地の予選会はまもなくスタート。
全国大会は9月12日。
今年も熱い夏になりそうだ。

パーツ考察 − 222010/06/25



うちのパーツボックス内で、前回のパーツのとなりにかたづけられているこのパーツ
バスケットボールのNBAシリーズのミニフィグの下半身。


このように、足の付け根にスプリングが仕込まれている。
足元を固定すれば、上半身をビヨーンと前後に倒しても、バネで正立の位置に戻る。

上側はミニフィグの上半身を差しこむ特殊な形状になっているため、プレートなどは固定できないが、普通のブロックなら差しこめる。


作例。
これを横向きにして2つ向き合わせれば、西部劇のバーの入り口にあるスウィングドアとかになる。

正直言って、かなり特殊なニーズがないかぎり使わないパーツ。
パーツマニアでもなければ、食指が動くパーツではないと思う。(^_^)

紬の着物が到着した2010/06/26



仕立屋さんにお願いしてあった紬(つむぎ)の着物が到着した。


うっすらと横縞模様が織り込まれている。

「紬の着物」というのは、洋服で云うと「ジーンズ」ぐらいカジュアルなもの。
値段もそれほど高くはない。(ただし大島紬などは製法も含めてちょっと別もの)
この着物の場合、反物が銀座松屋のセールで約1万円。それに裏地と仕立て代が約2万円。
つまりトータルで3万円ぐらい。
「ちょっとしたジーンズ+裏地の付いた上着」の値段と比べても、それほど高くないことがご理解いただけると思う。


一般に、男物の着物は「通し裏」と呼ばれる肩から裾までの1枚布の裏地が付けられるのだが、今回は「胴裏(どううら:白い生地の部分)+八掛(はっかけ:紺色の生地の部分)」という分割の裏地で仕立てをオーダーした。

通し裏の生地は結構高い。「胴裏+八掛」にすると、7000円〜10000円ほど節約できる − というのがひとつの理由。
また、通し裏の生地に比べて、八掛生地の方が、色やぼかしのバリエーションが選べる − というのがもうひとつの大きな理由。ひらりと裾がめくれたときに見える裏地も「粋」に見せたいからね。

もっとも、この裏地の着物で江戸時代の遊廓にでも行ったとしたら、遊女さんに「野暮!」と、一笑に付されるかも。(^_^;)

パーツ考察 − 232010/06/28



スプリングものつながりで、今日はこれ。
一番スタンダードな、かなり昔からあるショックアブソーバー。
最近のセットでもよく使われている。

バネの巻き数、巻き方によって、縮めるために必要な力が変わる。
上の写真では、左の方ほど柔らかく、右の方ほど堅い。

BrickLinkでは、ソフトスプリングノーマルスプリングハードスプリングと3種類に区別されている。(左の2つがソフトに分類されているようだ)
BrickLinkによると、最近のセットに入っているのは「ソフトスプリング」タイプ。

使用目的に応じて強さを選べる − というのは便利で良いこと。
ただし、車のサスペンションなどで使う場合は、前後左右で特性を合わせないと、車体が傾くことになるので注意が必要だ。

個人的には、弾性機構を作る際、個体差が激しく経年変化や破断の心配がある輪ゴムを用いるより、このショックアブソーバーを用いる方が好きである。

今後、このショックアブソーバーのような「縮んで戻る」タイプとは別に、「引いて戻る」タイプのスプリングも出てきて欲しいと思っている。

パーツ考察 − 242010/06/30



前回の流れから、今回は「大きいショックアブソーバー」。

ソフトスプリングの2つも微妙に強さが異なる。

パーツ考察 − 23」のショックアブソーバーは、全長6.5ポッチ、ストローク1ポッチ。
対して、このショックアブソーバーは、全長9ポッチ、ストローク2ポッチ。
ストロークが倍。これが便利。


さらに、このショックアブソーバーの根元には、上の写真のように2ヶ所の十字穴がある。
これを利用すれば、バイクのフロントフォークなど、伸縮方向を限定した構造物を作ることができる。

前回のショックアブソーバーと今回のショックアブソーバー、適材適所でうまく使い分けるのがポイントだな。