Unofficial LEGO TECHNIC Idea Book2010/06/01










電子ブック「LEGO Technic 虎の巻」が、アメリカで「紙の本」となる。
タイトルは「Unofficial LEGO TECHNIC Idea Book」。3部作。発売は9月の予定。
本の紹介はこちら。

今回は、表紙が公開された。
この表紙のデザインは私が担当した。(一部、タイトルなどは出版社側のデザイン)
テーマは、「アイデアのアソート(詰め合わせ)」。

日本で出版された「ブロックで作るキカイの本」は、日本市場向けに日本語解説を加えたが、今回の「Unofficial LEGO TECHNIC Idea Book」は、「LEGO Technic 虎の巻」と同様に「文字のない本」となる。
つまり、よりオリジナルのコンセプトを強く引き継いだ本となる。

無許可販売ですか?2010/06/02



まずは、ここを見てほしい。

私の本を勝手に売ってるのか? 元手なしで10元‥‥。
ホント、悲しくなるね。

iPad用の折りたたみ式スタンドを作ってみた2010/06/02



折りたたんで持ち運びできるiPadスタンドを作ってみた。
可動部分があるので、小品系作品集に入れた。

ここ

YouTube直接はこちら


6月4日追記。

monoecciさんのご要望に応えて、パーツリストを作ろうとデジラでパーツを集めてみた。
ところが1種類だけ見つからない‥。

リフトアーム 1x9x1:×6(お好きな色を)
リフトアーム 2x4:×1(お好きな色を)
固定ペグ:×8
固定ロングペグ:×2
シャフト付固定ペグ:×2
直交コネクタ:×2(お好きな色を)
軸 3:×1
--------- ここまでは在庫があったが、残念ながら↓が見つからない。

無念。

気を取り直して、現在、販売中のセットで作れるものはないかと捜してみると、8264(含まれるパーツはこれ)で製作可能なことが判明。

しかし、スタンド作るために買うにはあまりに高価。
もう少し安くできないかと調べてみると、8261(含まれるパーツはこれ)に以下のパーツを追加すればできそうだ。

リフトアーム 1x9x1:×6(お好きな色を)
直交コネクタ:×2(お好きな色を)

それでも、4000円近くかかってしまう。
これが、現実的かどうかはご自身でご判断を。

レゴ エネルギーセットの濃いめレポート2010/06/04



昨日、東京ミッドタウンのリエゾンセンターにてレゴエデュケーション社のプレス向けの新製品発表会が開かれた。今日はそのレポート。
会場には、実物が展示されていて、自由にさわることができた。
上の写真は、興味津々に実物をいじる3人。ロボコンマガジン編集長の竹西素子さん、ライターの松原拓也さんと私。

さて、その新製品は「エネルギーセット」。
価格や発売日などの薄めの情報は、一般メディアが取り上げると思うので、「レゴ エネルギーセット」などのキーワードで検索して欲しい。

ここでは、わかる範囲で濃い情報。


(1)は、「Eモーター」。コネクタはパワーファンクションと同じ。直付け。
チラシのスペックによると、パワーファンクションの小さい方のモーターよりも少しトルクが高いようだ。
発電用途向けの耐久性を高めてあるところが特徴。
普通のモーターは「電気を流して回す」ために作られているため、「回すことで発電する」という使い方をすると、モーター内部のギアが噛んで壊れてしまうことがあった。このモーターは、最初から「電気を流して回す」「回すことで発電する」の両方に対応した設計になっているため破損の心配がない。

(2)は、このセットの中心となる「エネルギーメーター」。
表面には、液晶ディスプレイとスイッチ類、電源出力端子、裏面には電源入力端子がある。また、おしりの方には蓄電池(上の写真では右端の濃いグレーの部分)がくっついている。
裏面の電源入力端子に(1)の「Eモーター」のコネクタを接続して、モーターをグルグル回すと、蓄電池に電気が蓄えられる。ディスプレイには、入力電圧、入力電流、入力ワット数、蓄積ジュールが、リアルタイムに表示される。
ある程度、電気が溜まったら、オレンジ色のスイッチを回す。すると、電源出力端子から電気が流れ、ディスプレイには、出力電圧、出力電流、出力ワット数が表示される。蓄積ジュールは刻々と減っていく。
楽しい‥w。



(3)は、付属のブレード。モーターで回すと結構しっかりとした風が起こる。
逆に風力発電を行う(風でモーターを回す)のは簡単ではない。貧血しそうになるまで息を吹いてもビクともしない。サンプルの写真には、本物の扇風機の風を使って回しているシーンがあった‥エコなのか、それ。w



(4)は、「ソーラーパネル」。ここに光を当てると発電する。従来のソーラーパネルよりも発電効率は上がっているはず。



(5)の部分には、唐突にMINDSTORMS NXTの端子が付いている。
ソーラーパネルやEモーターの発電量などを、センサーの返り値としてNXTに送ることができるようだ。(これは推測)

この他に、すでに出回っているLEDライトや延長ケーブル、6種類のモデル組み立て説明書が付属する。(サイエンス&テクノロジーセットと組み合わせて作る)

今まで、この手の教材で競争を企画すると、「いかに速く走るか」というレースになりがちだったが、このセットを使えば、「いかに効率よく走るか」というレースが可能となる。
たとえば、「蓄電池に80J(ジュール)を溜めて、この荷物をここからあそこまで運ぶ。到着後、残りジュール数が高いチームの勝ち」 − といったレースができる。
う〜実に楽しそうだ。



最後に昨日活躍された方々のスナップ。


新しくレゴエデュケーションの日本代表となった須藤みゆきさん。
発表会の冒頭で、レゴエデュケーションのミッションの説明、あひる作りの楽しいワークショップ、新製品の説明を担当された。


宇宙エレベーター協会の副会長、日本大学理工学部教授の青木義男さん。
宇宙エレベーターが、いかに効率的で、地球にやさしい交通手段であるか、わかりやすくご講義いただいた。


「エネルギーセット」を用いて、宇宙エレベーターのテザーを登る実演を見せてくれた玉川学園の生徒たち。引率は有川淳さん。
FLLやWROでも活躍しているだけあって、バランス調整やギア比など、ツボを押さえた設計のカッコいいクライマーを見せてくれた。拍手。

みなさん、本当にお疲れさまでした。楽しい新製品発表会をありがとう。

なお、着用の着物は川越唐桟(かわごえとうざん)の100番。呉服笠間で誂えたもの。

Make:本で拙著が紹介された2010/06/07



5月25日に出たばかり、小林茂さんのArduino解説本。
『Prototyping Lab 〜 「作りながら考える」ためのArduino実践レシピ』。
この本の241ページで、拙著「ブロックで作るキカイの本」と「LEGO Technic 虎の巻」が紹介されている。


小林茂さん、ご紹介ありがとうございます。
この情報をいち早く見つけてお知らせくださった東京都市大学の小池星多さん、感謝です。

Make:やレゴブロックのロボットをはじめ、いろんな「ものづくり」のコミュニティーが拡がりを見せています。
一過性のブームに終わらせないように、みんなで協力していきましょう。

iPhoneだけでプレゼンできそうだ2010/06/09



iPhone 4の「仕様」ページの「ビデオ再生」の項目に、上のような記載がある。
VGAアダプタ接続時に1024×768!
iPadのVGA出力と同じ解像度である。

つまり、iPhoneにプレゼン用のPDFを入れておき、VGA出力対応のビューワーで表示させれば、普通にプロジェクター投影できちゃうということ。(だと思う)

私が人前で話をする場合、大体、レゴの作品を大量に持参する。
車で移動する場合は、MacBookでも何でも積んでいけるのだが、時間などの都合で電車で移動する場合、大荷物でヒーヒー言うことになる。
iPhoneだけでプレゼンができるなら荷物を少し減らせる。
うれしい。

もうひとつ。

「iPhoneのカメラの捉えている映像を、そのままVGAに出力するアプリ」が出れば、完璧。
大きな会場に対して、レゴ作品はあまりに小さい。「この部分がね、逃げ歯車でね〜」とステージ上でやっても、小さすぎて私以外にはほとんど見えない。
FLLのロボットパフォーマンスやこの前のカルカルなどでは、特別に手元をズームアップするビデオカメラを用意してもらってプロジェクター投影したのだが、これは専用機材とスタッフがいるからできる芸当。科学館などでは難しい。
「iPhoneのカメラの捉えている映像を、そのままVGAに出力するアプリ」さえ出れば、これも解決する。

「iPhoneのカメラの捉えている映像を、そのままVGAに出力するアプリ」。どなたか早く作ってくださ〜い。お願い〜。w

はやぶさを作ってみた2010/06/10



度重なる苦難を乗り越え、与えられたミッションを忠実に成し遂げようとしている小惑星探査機「はやぶさ」。
地球まであと3日。そして、自らの消滅まで3日。
「はやぶさ」と彼を支える技術陣に敬意を表して、「はやぶさ」をレゴブロックでミニマムに作ってみた。

本物はこれ。(C) JAXA




めずらしく背景は黒で撮影してみた。
背景に星でも書き入れようと思ったが、イキナリ嘘っぽく見えたので取りやめ。




未知が詰まったお土産「カプセル」は、オーストラリアのウーメラ立入制限区域(上の写真のあたり)に落下予定。


マシュー・ボーンの白鳥の湖を見てきた2010/06/12



青山劇場で「マシュー・ボーンの白鳥の湖」を見てきた。

ほんとうに良かった。
踊り、脚本(言葉はないけど‥)、演出、照明、大道具、どれも一級品。
一般的な「白鳥の湖」とは、大きく解釈の違う脚本。
鍛え上げられた男性が演ずる華麗で力強い白鳥。


最後は結構ウルッと来た。
基本的に私は、映画でも演劇でも恋愛モノ、家族モノでは泣いたことがない。弱いのが男同士モノである。(変な意味じゃなく‥)
この「白鳥の湖」の白鳥は、特に「男」という設定が与えられているわけではないのだが、見るからに男である。
王子が、白鳥と出会い、反目しあい、共鳴し、共に旅立つ − その過程が見事に私の琴線に触れた。

スタンディング・オベーション。

レゴで作ったiSightスタンド2010/06/14



ワールドカップ観戦で不規則な生活、真っただ中。(^_^;)

今日は、iSightスタンド。


最近は、iMacやMacBookなどの本体がiSightを内蔵しているので、なかなか出会えなくなっている外付けiSight。
私のマシンは、MacProなので外付けiSightを接続しないとビデオiChatができない。


iSightのパッケージには、こ洒落たスタンドがいくつか付いてくるのだが、結構セッティングに困るタイプのものばかり。
で、作ってみたのがこれ。
カチカチと角度が変えられる。

でも、デザイン的にはまだまだ洗練度が足らない感じ。熟成させなきゃ。

好日のレシピがいろいろ2010/06/16



以前紹介した共同通信社配信の記事「好日のレシピ」。

記事を書かれた杉本新さんから、記事の掲載された地方新聞がどっさり届いた。
掲載の確認ができている新聞は以下の通り。

高知新聞(5月8日)、福井新聞(5月8日)、岐阜新聞(夕刊:5月8日)、中國新聞(5月10日)、熊本日々新聞(5月13日)、福島民報(情報ナビたいむ:5月27日)、信濃毎日新聞(夕刊:5月31日)。

写真を大きくして見ていただけるとわかると思うが、写真の大きさ、見出しタイトル、モノクロ/カラー‥と、新聞社によって扱いが大きく異なる。
まず、共同通信社がベース記事を配信、それを各新聞社がある程度の裁量権で編集し、紙面掲載 − というシステムのようである。

なるほど〜。今まで知らなかったことを知るというのは楽しい。