パーツ考察 − 47【スジ入り丸パーツ】2011/05/20



2011年に登場したばかりのこのパーツ。(こちら
2×2のシリンダーの側面にスジを入れたもの。
7985を買えば、山のように入っている。

さて、テクニック野郎としては、本能的にこのスジを使いたくなる。
で、こうなる。



軸間距離が微妙なので、テンションをかけて押し付けてやる必要があるが、ちゃんと回転が伝わる。(^_^)

下の図は、このパーツの真横からの断面図。
4つのポッチは、歯の「山」と同じ高さにあるので、歯車として使う場合は、上の写真のようにポッチを互い違いに組まないといけない。そうしないとポッチ同士が当たったときに、歯が浮いてしまいキチンと動力が伝わらない。



こんな使い方もできる。



この場合も、ポッチ部分がラックから外れた位置にくるようにセッティングする必要がある。

いずれにせよ、このパーツで強い力を伝えられるわけではないので、実用的ではない。
しかし、何かのときに使えそうである。
できるなら大きさの異なる歯車が欲しいところである。(だから歯車じゃないって‥)

「アン王女の復讐号」作った2011/05/24



「LEGO 4195 アン王女の復讐号」をインスト通りに組んでみた。
造形系の大箱を組むのは久しぶり。(^_^)


この船尾あたりの構造は、いろいろ小技の勉強になる。

私は基本的に飽きっぽい。
だから、大箱で一番イヤなのが、同じものをいくつもいくつも作らされること。
たとえば、以前、10019(こちら)を組んだときには、噴射口を作る延々とした手順を「×5」とか「×4」とか、やらされて悲鳴を上げそうになった。(^_^;)

その点、この4195は、それほど繰り返しの部分もなく、最後まで飽きることなく到達した。
骨系集めたい人にもお勧め。テクニック系ならこれを集めたい人にもお勧めできる。w
あとは「帆」をファンの羽根とか、はばたく羽根とかに有効活用できそうだ。

レゴ扇風機の完成形2011/05/26



ちょいちょいと不具合に対処しながら、扇風機が完成形に至った。
扇風機の以前の記事はこちら


初代機は、高速モーターのダイレクトドライブだったが、羽根を回す負荷が大きすぎてモーターが発熱し、回転数低下。
2代目は、ギアードモーター(RCXのモーター)を使ったが、回転音がうるさすぎてデスクトップでの使用に問題。
結局、高速モーターを輪ゴムで回すベルトドライブ方式に。


必要以上にに堅牢だった部分を削り、少しスタイリッシュになった。


1週間ほど使って調子がいいので、これを完成形とした。
ただ、上の写真をクリックしていただければ分かるように、レゴ純正の上質シリコン輪ゴムでも、かなり粉が出る。大きなプーリーの溝が深すぎるのが原因じゃないかと推測している。

レゴ授業の最終回2011/05/28



神奈川工科大学でのレゴブロックを使った授業「家電製品とプロダクトデザイン」。
今回は、前回の授業でした開発した「今までになかった家電製品」の記者発表会。

まずは、製品を紹介するパンフレット作り。
WordやPowerPointを使って、写真やイラストを配置し、紙面を埋めていく。

この後、プレゼンテーションの準備にかかる。
私からは「プレゼンの5分間は、きっちりステージに立っててもらう。3分で終わってしまったら、残りの2分間は気まずい時間を過ごすことになる」という課題を与えた。そのかいもあってか、ほとんどのチームは、上手に5分間のプレゼン準備をしてくれた。



最後に、2名のゲスト審査員もお迎えして記者発表会。
8チームそれぞれが、自分たちの開発した新製品を手に猛アピール。
製品同様、こちらも実にユニーク。技術屋らしい淡々としたプレゼン、通販番組さながらの威勢のいいプレゼン、事前にシナリオを作った掛け合いプレゼン‥。
審査員を含む聴衆を大いに楽しませてくれた。

せっかくなので、全チームの新製品を自身の作ったパンフレットで紹介していこう。


室外機なしでどうやって熱を放出するのか − と突っ込まれていたが、アロマ機能付き冷風機としては使えるかな。
(一般向け製品)



鹿威し(ししおどし)型のイオン発生装置。あってもいいかな。
ただ、試作機の動きが速すぎて‥ 全然落ち着かない。ww
(一般向け製品)



ペンギン型スポンジ回転装置。力のない子どもでも台所で食器洗いのお手伝いができる − という製品。先端のアダプタを取り換えればコップ洗いも可。いいんじゃない。
(小学生向け製品)



電池式LED付きパーソナル扇風機。この夏にはもってこいだな。
羽根に付けられたLEDでいろんな模様が浮き出るのも楽しいし、暗い夜道でも安心だし。
(小学生向け製品)



製品として魅力が高かったものに贈られる【製品賞】受賞。
丸めた紙くずをゴミ箱に放り投げると、それをセンサーが検知し吸引を開始。本来「ハズレの玉」でも強引にキャッチしてくれる。楽しい。
「この製品の対象ターゲットである高齢者は、紙くずを投げるような、はしたないことはしないのではないか」という質問も出たが、そんなことはないと思うな。
(高齢者向け製品)



目を引くデザインのパンフレットに贈られる【カタログ賞】受賞。
自走式卓上クリーナー。ルンバのデスクトップ型のようなものか。
テープカッター、鉛筆削り、筆箱などの機能も内蔵。クローラー式なので、多少ぐちゃぐちゃのデスクトップでも問題ないらしい。w
(小学生向け製品)



プレゼンテーションの上手かったチームに贈られる【プレスリリース賞】受賞。
一年中通して使える「こたつ」。夏は熱風のかわりに冷風を出す。
熱はテーブルトップ内部のラジエータで処理するらしい。
たしかに、1部屋冷房するより、狭い空間を冷房する方が節電になるし、「こたつ布団」という断熱材も節電に役立つ。
こんなのあったら、年中こたつに潜り込む生活になるなぁ。w
(一般向け製品)



総得点が一番高かった製品に贈られる【総合優勝】獲得。
高齢者向けの音声中心の情報端末みたいなもの。唇を模し、親近感を演出している。
会話したり、歌を歌ったり、いろいろなことができるらしい。w
さらに、堅いおせんべいなどをかみ砕いてくれる機能もあるらしい。ww
ただ、聞いたことあるような会社名は感心しないな。w
(高齢者向け製品)




全8チーム、なかなか楽しいものを作ってくれた。
売れるかどうかはともかく、もう少し企画を練れば実際の製品にまで持っていけそうなものもありそうだ。
ちなみに、万が一、これらの製品を現実に商品化したいという方がいらっしゃいましたら私までご連絡を。(^_^)

さて、これで「家電製品とプロダクトデザイン」の私の担当分は、ひとまず最終回。あとは柴田先生にバトンタッチ。(「実践テクニカルライティング」の講師はこの後も継続します)

北海道にて2011/05/30

思いたって、昨日から北海道にきています。
調査研究、写真撮影、休暇などを兼ねて。
ホテルでブログを書こうと思ったら、昨日はUSBケーブルの不調で、今日はLANのないホテル (T_T)。
しかたなくiPhoneで書いてます。

知床にて2011/05/31



今日はサロマ湖の原生花園(残念ながらあまり花のある季節じゃない)を散策した後、「ところ遺跡」の資料館で北海道ならではの「擦文文化」のお勉強。
写真は、その遺跡公園で撮った一枚。背景の花は「オオバナノエンレイソウ(ユリ科)」。

私の分身はこうして着物を着ているが、本体は洋装である。

明日は知床観光の船旅。天気は曇りっぽい。(^_^;)