血の婚礼 ― 2011/07/14
昨日は暑い中、この舞台を見てきた。
清水邦夫氏が、スペインのロルカの「血の婚礼」にインスパイアされて書いた本とのこと。
詳しくはこちら。
何がすごいかって、上演中のほとんどの時間、舞台に雨が降り続けているところ。
夏にはもってこいの演出なのだが、昼の部のためもあって、いかんせん会場全体がムシ暑い。パタパタと扇子や団扇が揺れる。w
何回か登場する鼓笛隊の印象的なリズムをアクセントに、悲しく暗く、でも少し未来の光の見えそうな人間模様が綴られていく。
いろいろな意味で昭和末期の演劇っぽいが、役者の力と演出の妙に引き込まれて最初から最後まで十分に楽しめた。実にいいものを見せてもらった。
7月末まで毎日水浸しの役者方にも、十分なご自愛をお願いしたいところだ。
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