ブロック・からくり・けんきゅうじょ・大盛況2012/03/26



3月24日と25日に山梨県立科学館で開催された「ブロック・からくり・けんきゅうじょ」は、無事終了。
2倍以上の応募の中から当選した「子ども+保護者」のチーム40組に出会い、教え、助言し、教えられ、いっしょに楽しんだ。


初日2回目にはNHK甲府の取材も入り、子どもたちの熱気+取材陣の熱気で教室はムンムン。w

今回の受講者は、小学1年生から。
途中で飽きて騒ぎ出す子も出てくるかな‥と覚悟していたのだが、約1時間半、子どもたち全員が真剣に頭をひねり、指を動かしてワークショップを楽しんでくれた。(もちろん、親御さんの存在も大きいと思うが)
設定した1時間半が終わっても、「もっとやりたかった‥」という目をしている子どもたち。
帰り道に「ああいう動くレゴが欲しいっ!!」と親にせがむ姿が目に浮かぶ。


ワークショップの流れはこんな感じ。
体験:はじめに、簡単な実験装置を作り、動かしてみる。
学習:私の質問に答えながら、実験を行い、しくみを学ぶ。
創造:そのしくみを使った「モーターで動くベースモデル」を作る。次にそれを自由に改造してオリジナルモデルを作る。

「親子で真剣」な様子を2日間のスナップから。
子どもたちの作ったオリジナル作品は、近日中に公開予定。



今回は1日目と2日目でテーマを変えてみた。
1日目のテキストはこちら。


2日目のテキストはこちら。


ビギナークラスには、モデル01〜04があるのだが、どれからはじめてもスキルなどの問題が発生しない構成にしてある。
事前には、何となく「はしる車のけんきゅう」の方が、食い付きがいいかな‥と予想していたのだが、意外にも「いったりきたりのけんきゅう」の方が反応が良かった。オリジナルモデルの製作に関しても、後者の方がバリエーション豊かに感じた。
ひょっとすると、「車」というものにはすでに「こういうもの」という固定概念が、子どもなりにでき上がっていて、それが発想の自由さを少し阻害しているかもしれないな − と。あくまで想像。

最後にお礼。
参加された子どもたちと保護者の方々、本当にありがとうございました。
私自身、楽しく充実した過ごすことができました。また、山梨県内のみならず静岡や神奈川などからのご参加もありました。遠いところありがとうございました。
また、科学館の佐藤さん、信清さんをはじめとするスタッフのみなさんもありがとうございました。細やかな気遣い、助かりました。
今回、抽選にもれてしまって会うことができなかった子どもたち、ゴメンね。次回はきっと。



以下は、このワークショッププログラムについての解説です(再掲)
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このワークショップは、イソガワスタジオが、足立区の助成を受けて制作している「ものづくり教育プログラム」の一部を活用しています。この「ものづくり教育プログラム」は、全16回(4回×4レベル)のレゴブロックを用いたワークショップを通して、いろいろなしくみを学び、創造力を高める体験型学習プログラムです。子ども向けの教材とともに、指導者向けの教材、教育なども含んでいます。完成は来年度の予定。
このプログラムにご興味のある方は、info@isogawastudio.co.jp までお問い合わせください。
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コメント

_ 五十川芳仁 ― 2012年03月26日 10:15

さっそくワークショップに参加された「んなぱぱ」さんが、ブログで紹介してくれました。
感謝です。
ameblo.jp/nnapapa/entry-11203731972.html
(コメント欄ではURL書き込みを禁止ししていますので、上の文字列に、「http://」を付けて見てくださいね)

_ (未記入) ― 2012年03月26日 14:22

2日間お疲れ様でした。

恵まれた環境で、集中できたラッキーな参加者達。何人がコアな世界の扉を開いたのかしら?

次はLEGOは個人じゃなく、チームで作る扉を開く鍵を渡すのかしら?

それって、なかなか開かない扉なのよねぇ~

_ 吉井 真弓 ― 2012年03月26日 14:24

先程のコメントに名前を入れるのを忘れてしまいました。

失礼いたしました。

_ 五十川芳仁 ― 2012年03月27日 05:09

●吉井さん
ありがとうございます。今回は基本的なしくみの勉強ですから、まだまだ「コアな世界」は遠いですね。「動くのっておもしれっ!」というところまでの種まきで十分なのです。

_ 吉井 真弓 ― 2012年03月27日 06:08

私は動いたら元に戻り別の作業に使用する「マジックハンド」っぽい動きに衝撃を受けました。

『LEGOってこんな道具も作れるんだ!』

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