井上ひさし×蜷川幸雄×橋之助 ― 2011/05/18
昨夜はこの芝居を見てきた。(詳しくはこちら)
いやー「実に芝居らしい芝居を見た」という感想。
笑いあり、涙あり、歌あり、踊りあり、少し下ネタあり。最後はちょっぴり悲しい大団円。
しかし、中村橋之助と古田新太のセリフの長いこと長いこと。それも江戸言葉だし。休憩をはさんで3時間10分を超える上演時間中、大半がこのふたりのセリフである。役者という専門職とはいえ、すごいなぁ。
鈴木京香もなかなか妖艶な「イイ女」の役を演じていた。鈴木は、11年ぶりの舞台だそうな。11年前の舞台は野田地図のカノン。たまたまだが私はこれも見ている。
気になったところを強いて挙げれば、歌の歌詞が聞き取りづらかったこところ。江戸言葉だからという理由もあるだろうが、曲の音程やスピード、歌い方、伴奏などでもう少し聞き取りやすくしてほしかったかな。その対処として、10文字×2行の電光掲示板でカラオケのように歌詞を表示していたのだが、これを読んでいると役者の踊りや演技が見れないわけで‥。
とまれ、実に楽しく、充足した時間を過ごすことができた。
キャストとスタッフには、スタンディングオベーションを贈りたい。
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