10月発売の新刊2015/07/01



書名は、"THE LEGO POWER FUNCTIONS IDEA BOOK" 2冊。
発売は10月。


詳細は、発売日が近づいてきてからね。

繁体字版を入手2015/07/16



やっと「The LEGO MINDSTORMS EV3 Idea Book」の繁体字(台湾)版が届いた。

手にとってすぐに気づいたこと3点。

ひとつ。台湾の書籍は、日本の書籍と同じように書籍情報が「奥付」に入るんだな。ちなみに英語版は「前付け」に入る。ドイツ語版、ポーランド語版も手元に届いたら確認してみよう。

ふたつ。「五十川芳仁」という漢字の入った自著は「ブロックで作るキカイの本」以来だから、7年ぶり。なんとなく嬉しい。

みっつ。花布(はなぎれ:背表紙の天地にある飾り布)の色が変わった。オリジナルの紺色から赤黄色に。おめでたい感じがしていいね〜。



漢字はいいよね。日本人ならある程度理解できるし。



よ〜く目を凝らして見ると「芳」の字が、日本で言うところの旧漢字だった。


パーツに悩む2015/07/18



最近、このパーツの扱いに悩むことが多い。

ペグ部分の根元に凸の溝が付いているから、本来フリクションのあるペグとして設計されたはずなんだけど、実際組んでみると、クルクル回っちゃうぐらいフリクションがないのが結構多いんだよね。
以前はそれなりにフリクションがあったと思うのだが。

自分の作品の場合は、真ん中に3ポッチ長のペグを差し込んで、しっかりさせるんだけど、インストを公にするような作品の場合「不要なパーツ」っぽくなるから使いたくないしね...。

ワンポイント講座2015/07/26



唐突だが、なんとなくワンポイント講座。

とあるモデルで、上のような「回転運動を往復運動に変える機構」を使ったとしよう。
ここで「10回ぐらい回すのであれば何もトラブルは発生しないんだけど、1000回ぐらい回すと5ポッチ長の軸(右に出ている灰色の軸)が抜けちゃう」という問題が発生したらどう対処するか。

私の場合はこういう優先順位で対処する。
まず最初に、そもそも抜ける方向に力がかからないように設計を見直す。
次に、軸のかわりに物理的に抜けないパーツ(リフトアームなど)を使えないかどうか考える。

そして次の対処方法がこの記事の本題。次のような軸パーツに交換する。


この軸を用いることで、黄色のパーツが軸を引くときに、軸が少し抜けてきたとしても、黄色のパーツが軸を押すとき、軸のストッパ部分が黒パーツに当たり、その「抜け」が修復されるしくみである。
私はこれをに「自己修復機構」と呼んでいる。

これはわかりやすい一例だが、このような発想で機構を考えてみると、壊れやすかったものを簡単に壊れにくくできる場合がある。参考にしてほしい。