パーツ考察 − 59【カタイタイヤ】 ― 2012/03/07
写真のタイヤの共通点はナニ?
答は「空気が入ってないこと」。
中空部分のない(つまりゴムがギッシリ詰まっている)タイヤで、比較的大きめのタイヤを並べてみた。
FLLなどレゴブロックを使った競技会では、「まっすぐ進む」ことがひとつの課題となる。
「目標の到達地点は、ここからまっすぐのところ」なのに、なかなか正確にそこにたどり着くのが難しい。その理由のひとつが、タイヤの凹みだ。
マシンを左右対称に作ったつもりでも、ケーブルやちょっとしたパーツで、左右の重さのバランスは変化する。重い側のタイヤは、軽い側のタイヤよりも凹みが大きい。するとタイヤ半径が短くなり、タイヤ1回転で進む距離は短くなる。結果、重い側の方に少しずつ曲がっていく。
マインドストームのセットに含まれているタイヤや、最近入手しやすいタイヤは、小半径のものを除くと、中空タイプがほとんどだ。
ソフトな接地が実現できる反面、凹みやすい。
最近の競技会では、少し手を加えることでタイヤに凹みにくくし、競技に臨むチームが散見される。しかし、中空のタイヤを、均質にハードにするのは困難だ。
そこで、今回は元々凹みにくい「中空でない」タイヤを紹介してみた。
紹介しているタイヤの中で一番大きなものでも、マインドストームのセットのタイヤよりひと回り小さい。しかし、ほとんど凹みのない点を考慮すると、それなりに使う価値はありそうな気がする。
ただ〜し、紹介するだけしておいて申し訳ないが、例によって入手は難しい。
厚みの薄い方はこちら。
厚みの厚い方はこちら。
現時点では、厚い方が入手しやすそうである。‥‥1組平均800円だけど。
このタイヤの入ったバイクのセットが売られていたのは、1998年〜2002年。
当時、バイク&レゴテクニック好きな青年(現在はすでにオヤジ)が、結構これらのセットを購入していたので(私の周りでも)、日本国内でもかなりの数が眠っているはず。w
個人的には、このタイヤ好きなんだけどなぁ。近未来的で。
ひと回り小さいが、オレンジのタイヤ(のライム色版)は、流通量も多く、1組60円ほどで買えるので、確保しておくのもいいかもしれない。(こちら)
コメント
_ たく ― 2012年03月14日 20:58
_ 五十川芳仁 ― 2012年03月15日 06:22
●たくさん
うちには2個ほどあるはずなんですが、出てこない。w
想像だけで言えば、軸のためのセンター穴を作り出す手間とそれによる剛性の低下、グリップのなさ、などにおいて、あえてこのパーツだけを取り寄せて作るほどの勇気は‥‥。
手持ちにあれば作って遊んでみたい気がしますけどね。
テストしてくださるニクラーさんがいれば、ぜひ!
うちには2個ほどあるはずなんですが、出てこない。w
想像だけで言えば、軸のためのセンター穴を作り出す手間とそれによる剛性の低下、グリップのなさ、などにおいて、あえてこのパーツだけを取り寄せて作るほどの勇気は‥‥。
手持ちにあれば作って遊んでみたい気がしますけどね。
テストしてくださるニクラーさんがいれば、ぜひ!
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(家には1つもないので作ることが出来ません(涙))