実践プロジェクト報告会2012/02/19



先々週、神奈川工科大学で「実践プロジェクト」の報告会が開かれた。
私が「テクニカルライティング」の指導をしている学生たちも成果を発表。
要点をきちんとおさえた、なかなか立派な発表だった。パチパチ。

私は、基本的に学生に「良いマニュアルの作り方」は教えない。「良いマニュアルを作るための考え方」を教える。学生は、自分で何を解決すべきかを考え、試行錯誤しながらカタチにしていく。人に教えられたものはすぐに忘れるが、自分で考えたものは忘れない。
ある意味、突き放し系の指導だが、ターゲットユーザーのことを真剣に考え、想像し、しっかりしたマニュアルを完成させてくれた。きっとこの経験はテクニカルライティングのみならず、いろんな場面で活きてくると思う。


一方、こちらは「プロダクトデザイン」の授業の教え子たちが、研究活動として制作したマシン。マインドストームを使った「野菜炒めロボット」。w

上部に野菜をセットしてスイッチを入れると、電磁調理器がオンになり、油が引かれ、適度な温度になったら、野菜が刻んで落とされ、トングで野菜がかき回される。

心配なところとか、ツッコミどころとか、いっぱいありそうだけど、実に楽しい。(^_^)
当日は稼働していなかったが、今度ビデオをYouTubeにアップするように頼んでおいたので、アップされたら、またこのブログなどでお知らせする。


野菜炒めロボットを制作した面々。
図書館に置いてある私の著作も大いに参考にしたとのこと。‥‥買えよ!w

パーツ考察 − 57【ユニバーサルジョイント】2012/02/22



新しいユニバーサルジョイント。


分解するとこうなる。
右のパーツは、2001年からあるパーツ。この記事(こちら)の上から3番目の写真にも写っている。
左のパーツが新しい。
今のところ、ウニモグ(8110)とスーパーカー(8070)だけに入っているパーツ。

この2つのパーツを組み合わせることで、特殊なユニバーサルジョイントになる。
ポイントは右のパーツ。
パイプの中に、シャフトの十字が切られているのだが、1.5ポッチのストロークでスルスルとスライドできる。ちょうどウォームギアのスライドと同じ感じ。

これ を利用すると、こんなことができる。


左の十字ギアから右の十字ギアに回転を伝える。
このとき、右の十字ギアは、垂直方向に自由に動かせる。
中央の赤いシャフトが見え隠れしていることからわかるように、左の新ユニバーサルジョイントと、右の従来のユニバーサルジョイントの距離が変化している。スライド可能だからできる芸当だ。
普通のユニバーサルジョイント2つだとこれはできない。いや、不可能ではないが、二回りほど大がかりになる。

使う場面はかなり限られるが、あると便利なパーツである。
もっとも、2つ合わせて300円ぐらいの相場(現時点のBrickLink平均価格)は、微妙なところだな。w

ブロック・からくり・けんきゅうじょ2012/02/23



小学生低学年以上を対象に、レゴブロックでいろいろな「動くしくみ」を楽しく学ぶワークショップ「ブロック・からくり・けんきゅうじょ」を開催します。
「ブロック・からくり・けんきゅうじょ」は、「体験」「学習」「創造」という3つのステップを通して、もののしくみを楽しく学び、ものづくりの楽しさを体感してもらうワークショップです。
今回は、レゴテクニック初心者向けの内容です。

場所は、山梨県立科学館。
3月24日(土)と25日(日)、両日とも2回の開催。
小学生+保護者の2人1組での参加となります。
また、事前申し込みが必要です。

くわしくはこちら


このワークショップは、イソガワスタジオが、足立区の助成を受けて制作している「ものづくり教育プログラム」の一部を活用しています。この「ものづくり教育プログラム」は、全16回(4回×4レベル)のレゴブロックを用いたワークショップを通して、いろいろなしくみを学び、創造力を高める体験型学習プログラムです。子ども向けの教材とともに、指導者向けの教材、教育なども含んでいます。完成は来年度の予定。
このプログラムにご興味のある方は、info@isogawastudio.co.jp までお問い合わせください。

レゴでミニマルひな人形2012/02/24



今年の雛祭りはミニマルなひな人形で攻めてみた。w

かなり思い切って記号化してしまっているので、ひな人形自体を知らない外国人には何が何だかわからないだろうなぁ。




ミニフィグの持ち物としてもおかしくないサイズだ。
ちなみに、お内裏さまも、お雛さまも、6パーツでできている。

テクニックパーツもこうして見ると、それなりの表現力があるんだなぁ。

レゴでペン2012/02/26



先日の多色ペンの話題(こちら)が出てから、気が向いたときにレゴブロックで「ペン」 を試作している。
といっても、「ペンそのもの」の部分はレゴブロック純正にはない(グッズものとしてはあるがそれを分解するまでもなかろう)。
なので、100円ショップで10色セット100円のものを買ってきて、その軸の部分を取り出してペンに仕立てている。

右上のタイプ:2×2ラウンドブロックを積み重ねて、先端はコーンブロック。見た目は一番ペンらしいが、強度的にアウト。書いているとボディの中ほどで折れる。w

左上のタイプ:これだけはパイロットのHITEC-Cの軸。見かけよりは書きやすい。短めで手帳用のペンとしていいかも。最近出たモレスキンのレゴブロック手帳(こちら)と組み合わせてもいいかも。

中央下のタイプ:4色ペン。実用OK。見た目もガジェット的でgood。w
持ち方と紙に接する先端の当て方に慣れれば、なかなかいける。しばらく使ってみる。


「レゴでペン」、気分転換に、手慰みに、時間潰しに、酒のツマミに、なかなかいい課題だと思う。ぜひ。w

おすすめ!93912012/02/28



ひさしぶりに、すべてのレゴテクニック愛好家におすすめできるセット。(もちろん個人的意見だけどね‥)

「レゴ テクニック クローラー・クレーン 9391」(アマゾンならこちらから)

現時点でアマゾンで1800円弱。複数箱の大人買いもOKだと思う。w
ちなみに私は4箱購入。

まず、2012年に出たばかりのちっちゃなターンテーブル。


かわいいでしょ。まだ、2つのセットにしか入ってない。


その他にも、このように比較的最近登場した使い勝手の良いパーツが、バランスよく入っている。
9ポッチ長のシャフト4本とか、8ポッチ長ストッパ付きシャフト2本とか、センターホールのコネクタ(写真右下)2個とか。
そうそう、最近はテクニック大箱のクローラーが、あの大型タイプに変わっちゃっているので、旧来タイプのクローラーが入手できるのもうれしいところだ。

BrickLinkでのパーツ一覧はこちら

入っているパーツの話ばかりで、モデルの完成度とかギミックとか全然レビューしてないな。
ゴメン。(^_^;)