パーツ考察 − 51【ラウンドコーナー】2011/08/18



最近、あまり普通のレゴブロックを買ってなかったので気がつかなかった。不覚。
2009年あたりから、2×2のラウンドコーナーブロックに、グリッドが入っている。
写真左がグリッドのない旧型(こちら)。
写真右が入りの新型(こちら)。

昔からこのラウンドコーナーブロックははめあいが緩く、造形ものを作ると必ずこのブロックの部分で壊れていた。(^_^;)
なので、はめあいが強化されたこの進化は大歓迎。


一方、グリッドが入ったせいで、上の写真の左端のような中途半端な位置にラウンドコーナーブロックをくっつけることはできなくなった。


つまり、上の写真のようにパーツを交互に重ねるいわゆる「レンガ積み」は不可能になったということだ。

キッチリと組めるようになったけど、表現力は少しダウンという感じか。
個人的には、両方とも確保しておきたいパーツだ。
パーツボックスにもきちんと仕切りを入れて、混ざらないようにしておかなきゃ。w

パーツ的レビュー81092011/08/20



久々にレゴテクニックの大箱を買って、開けて、組み立てて、次の日、分解して、パーツ箱に入れた。

8109(こちら)。

なかなか良いセット。パーツ的にもバランスよく入っているし、モーターも入っている。
で、現時点でアマゾンで9000円台。モデルそのものもツボをおさえた良い仕上がりだ。
はじめてのレゴテクニックのセットとしては少し難しいかもしれないが、小学校高学年なら大丈夫だと思う。パーツ取り用としても、オススメできる。

この8109に入っているめぼしいパーツをいくつか紹介しよう。


タイヤ。径は43.2mm。レゴエデュケーションのサイエンス&テクノロジーセット(9686)にも入っているタイヤだ。
個人的には、作品を作るとき一番使いやすい形状、サイズのタイヤだと思っている。これが6個入っている。(でもロットによって、中央の十字穴が少しスカスカのときがあるんだよね‥‥ ブッシュで留めれば問題ないけど)


去年から出回りはじめた新しい16歯ギア。写真の右が新型。左が旧型。
機能的な差はほとんどない。


ただ、シャフトを保持する突起の部分の形状が変わった( ちょうど45度ズレている)ため、このように組んだとき、ポッチのすきまに突起がきれいに収まるようになった。(右が新型)
これが何の役に立つかは、必要なときになってみないと分からない。w


パネル。この飾り気のないパネルは仮組みのときなど、なかなか重宝する。縦横上下に穴が空いているので、穴の向きの変換方法に悩むことも減る。


こちらのフレームも上のパネル同様、仮組みするときに便利。
なぜ、私が「仮組みのとき」と言っているかというと、この手の便利パーツを多用しはじめると腕が鈍る。いかに堅牢に、いかにコンパクトに、いかに美しく‥などを目標に、いろんな組み合わせを考える − それがレゴテクニックの楽しみだし、スキルアップにもつながると思っている。なので、便利パーツはあくまでも仮組みのときだけに限定している。もちろん、この考えを人に押し付ける気は毛頭ない。(^_^;)


これも便利パーツのひとつかもしれない。


こんな感じで使えば(右)、従来のパーツで作る場合(左)に比べて1ポッチ分だけ幅を節約できる。といってもそれほど使う機会はないかな。

さて、待望の超大型モデル 8110(こちら)は、9月8日発売予定。楽しみですな。

パーツ考察 − 52【バッテリーボックス】2011/08/22

ちょっといつもの【パーツ考察】とは切り口が異なるがお許しを。

パワーファンクション(PF)の単三電池用バッテリーボックス。
スイッチが使いにくいと感じたことはないだろうか。センターでオフ、そのポジションから左右にスライドすることで、正回転オン、逆回転オンとなるわけだが、とにかくセンターで止めにくい。モーターの回転を止めるつもりでスイッチをスライドさせると、オフを通り越して逆回転まで行ってしまう‥。

シンプルな車のように、逆回転にするとバックするぐらいの作品ならばいいのだが、歩行系のマシンなどは逆回転するとコケてしまう場合もあるし、作品によっては逆回転にすると壊れてしまう場合もある。
特に、子どもには力の調節が難しい。だから、イベントなどで子どもたちに触れてもらう作品で逆回転させたくないマシンは、スイッチに少しパーツを付けて逆回転を防いでいる。
ただ、シンプルにカッコよく、壊れにくくて、スイッチが動かしやすい − というレベルまで達していないと感じている。


こちらはコネクタのポッチを使って、スイッチがコネクタ方向にスライドするのを防いでいる。いくつかの作品で採用していて大きな問題はないのだが、電源ランプが隠されてしまうのがちょっと‥。


スイッチの穴を使った方法。せめて、スイッチの穴が十字穴だったら上の赤いパーツは不要なんだけどなぁ。


同じタイプだけど、パーツ数を減らした方法。振動で「カタカタ」と音がするのがやだなぁ。


反対にコネクタから遠ざかる方向へのスライドを抑止する方法。
こちら側には何もトッカカリがないので、いやでもしくみが大仰になる。w

まだまだ試行錯誤が必要だ。(^_^;)


8月24日:萌奏さんのアイデアの写真を追加


いいぃぃ!!! ナイス。
見た目もキレイだし、スイッチも動かしやすい。
素晴らしいアイデアありがとう。今度、子どもたちの元気な取り扱いへの抵抗力を試してみます。

8月25日:Ji-Falconsさんのアイデアの写真を追加


これもまたいいじゃないですか!
コネクタのケーブルの出口のところ(半ポッチずれてるところ) をうまく使った斬新な発想。
みんなすごいすごい。

拍手。

それにしても、みんな「文字だけで組み方を人に説明する」という難しい作業を見事にこなしているという点もスゴイ。(^_^)

黄色ときどき赤、たまに青、ライム‥2011/08/25



ここのところ、お仕事でレゴブロック組んでる。
クライアントからは「できればカラフルに‥」というご要望。

白、黒、グレー系は除外してと‥‥‥‥黄色ばっかじゃん。(T_T)

最近のレゴテクニックを普通に買っていると、黄色のリフトアームばかり増えていく。
まぁ「はたらくくるま」のイメージカラーだから仕方がないと言えば、そうなのだが‥。
ときどき赤、たまに青、まれにライム、オレンジ‥もあるのだが、作品のテーマカラーにするには数が足らない。ブリックリンクを利用するにしても、いろんな長さで数がそろわないし、複数店舗になるし、高いし。

ビームの時代には、もう少し色のバリエーションがあったと思うのだが‥ぶつぶつ。

ワンポイントにカラーを入れてカラフルにしていくかな。(^_^)

Y杉さんのかわいいスピーカー2011/08/27



レゴブロックでスピーカーを作り続けているY杉さんから、新作の情報が届いた。
マイクロタンデムスピーカーとな。

製作記はこちら

ちっちゃくてカワイイけど、低域の不足感はないそうだ。
なにげに、背景にレゴテクニックのバイクがある。きっと、スピーカーとバイクのタンデムドライブをかけた洒落だな。(^_^)

スピーカー自作といえば、舞い上がる木屑、ヤスリの粉、木工用接着剤や塗料のシンナーの臭い − というのが定番なのだが、レゴブロックならリビングで酒飲みながらでも作れるし、後片づけも楽で良いよね。w

USBケーブルをLEGO魔改造‥2011/08/31



ご存知、山梨県立科学館で元気に子どもたちと遊んでいるトビー君。(詳細はこちら

このワークショップでは、毎回、何度も何度も繰り返しUSBケーブルをつないだり、外したりする。そんな状況でNXT本体のUSB端子を守るため、間に短いUSBケーブルをかましている。
問題はそのケーブルのコネクタの固定方法だ。

ワークショップがオープンしてから先日までは上の写真のように、コネクタのケーブル根元を固定する方式を採用していた。1年以上これで問題は起こらなかったのだが、先日、全トビー君のケーブルを新しいものに替えたところ、2〜3ヶ月ほどでケーブルの断線が相次いだ。
調べてみると、どうもコスト削減の影響か、ケーブル被覆の耐久性が弱くなっていることが判明した。

そこで、ケーブルで固定するのは諦めて、コネクタそのもので固定する方法にした。


こんな感じ。
それはもうシッカリ、ガッシリ固定されている。
試しに2台ほどこの固定方法に変更し、夏休みの毎日、この固定方法で「子ども耐久試験」を実施してもらった。結果は「バッチリ」。

近いうちに全台を取り替える予定。


ただし、魔改造してます。(^_^;)
コネクタに1×1のビームを2個、食い込ませるように塩ビ接着剤で接着している。
ビームさん、ゴメンナサイ!許して‥。