道東満喫スナップ2011/06/03



私自身、人の旅行の写真を、延々とダラダラと見せられるのは苦手だ。(^_^;)
なので、今回の北海道旅行は10枚のスナップ写真でさらっとまとめる。

上の写真は美瑛。
普通に撮るだけで絵はがきのようになってしまう。


前々から行きたかった「旭山動物園」。
「行動展示」という展示方法に加えて、飼育員さんによる「もぐもぐタイム」ショーの語り口がとてもいい。子どもに媚びず、大切なことを淡々と。でも内容が深いから子どもも大人も真剣に聴いている。とても勉強になる。
写真は、頭の真上でのんびり昼寝をするレッサーパンダ。「檻がない」だけで動物との距離がグッと縮まる。素敵だ。


サロマ湖のワッカ原生花園を散歩しながら「ハマハタザオ」につかまってパシャ。


知床半島の根元にある「オシンコシンの滝」。
海のすぐそば、国道のすぐそばに、落差80m級の滝があるのだから驚いてしまう。
おそるべし北海道。(^_^)


4時間弱のクルーズツアーで、知床岬の先端まで見に行った。
「しれとこ〜のみさ〜きに〜」と思わず口ずさむ。
曇りだったので国後島は見えず。残念。


神の子池は、神秘的な青い池。
倒木が浸かっているが、水温が低いため全然腐らないらしい。


なにげなく道を走っているだけで、この程度の風景にはいつでも出会える。すごい。
一方で、美しい自然の風景を求めて関東圏で東奔西走していることが少々むなしくなる。


藻琴山展望駐車公園から望む屈斜路湖。
実に美しい。


同じ駐車場にて、キタキツネ(たぶん)に出会う。
キタキツネと接触すると寄生虫(エキノコックス)に感染することがあるので注意すべきとのこと。また、与えられたスナック菓子で病気になり、死亡するキタキツネが急増しているとのこと。キチンと距離を保って共存したいものだ。


今の季節だけしか見られない「東藻琴芝桜公園」の芝桜。
そりゃもうびっくりたまげるほどの広さ。
そこそこの高さの山の斜面の一面が芝桜で埋め尽くされている。
やっぱりおそるべし北海道。
この手のもののデザインには、かならず「町名」や「町のシンボルマーク」などが目立つように入れられる。ここでも白い芝桜で大きな「ウシさんイラスト」が表現されていた。「町おこしのために入れたい」という気持ちはわかるが、個人的に言わせてもらえれば、こういうのをやめて、そこそこ実力のあるデザイナーに「芝桜のパッチワーク」をデザインさせてみてはどうかと思う。きっと世界に通用する「アート」になると思うのだが‥。

なんだかんだで、本日より日常生活に復帰。

パーツ考察 − 48【2011小物パーツ】2011/06/05



2011年に登場したパーツで私が入手したもののうち、いくつか「使えそうな」パーツを紹介する。

鈍い金色のパーツ:こちら
黒いパーツ(左):こちら
黒いパーツ(右):こちら

まぁ下の黒いパーツ2種は、それなりにいろんな場面での造形で使えそうだ。
鈍い金色のパーツは、こんな風に使える。


発想しだいでおもしろい表現ができる感じ。
でも、このパーツを一気に大量に入手できるセットは今のところない。ちまちま集めるか、BrickLinkで入手するか。現時点での相場は1個30円か〜、むぅ。

カードリーダーの台2011/06/07



先日の北海道旅行の初日、カードリーダーでカメラのメモリーカードが読み込めなかったのは、USBケーブルの断線ではなく、カードリーダーの故障だった。
しかたないので、北見市の電器店で適当なカードリーダーを購入した。

カードリーダーのようなUSB機器は、いつでも使えるように、コンピュータに接続したままデスク近辺に置いておくのが一般的だ。しかし、このぐらいのサイズのものは軽い。何かの拍子にケーブルが動くと、機器も一緒にスルスル動き、どうも落ち着かない。
これを避けるため、今まではリーダーの裏にゴム足を貼り付けたり、磁石プレートを貼り付けたりしていたのだが、これはこれで持ち歩くときに無意味にかさばる。

じゃ、ということでカードリーダーの台を作ってみた。



裏には、磁石(ポチマグ)を組み込んだ丸いプレート。
これでコンピュータのラックにピッタリ貼り付く。
これにカードリーダーを置けば、ケーブルに引っ張られて動くことはない。
なかなか使いやすい。

パーツ考察 − 49【バイクタイヤ】2011/06/09



8051などのバイクで使われているタイヤ。


タイヤを外してよく見ると、写真のようにホイールに外向きの穴(2つの十字穴と1つの丸穴)が付いている。対称の位置にもう1箇所。
私は多種多様なタイヤ(ホイール)を持っているが、この方向に穴が空いているのははじめて見た。


なにかおもしろく使えないものかと、シャフトを差し込んだりしながら、頭をひねっているのだが思いつかない。
いや、造形的には「垂直発着陸可能な飛行機のウィングの先端に付ける方向可変ファン」とか、思いつくのだが、テクニック的に「これだ!」というのが思いつかない。
「1回転するたびに他のものをを少し進める」的なものを思い浮かべたりもするのだが、このホイールを使う必然性がなかったりするし‥。

もう少し粘って考えてみよう。

スカイツリー展のレゴ作品だよ2011/06/11



今日、6月11日から日本科学未来舘ではじまっている企画展「メイキング・オブ・東京スカイツリー」(こちら)。
昨日、この企画展の内覧会&開催パーティーに出席してきた。
上の写真は、館長の毛利さんのオープニングスピーチ。


こちらは、前々から話題になっているレゴブロックで作られた1/100スケールの東京スカイツリー。
威風堂々。
チェコのレゴビルダーが大枠を作り、日本の誇るレゴビルダーの直江さんが、最終調整をして完成させた大作。ツリーの足元には子どもたちが作った街並みが拡がっている。
昨日は直江さんも来場する予定だったのだが、残念ながら松江城のビルドに追われてキャンセルとのこと。(^_^;)


私がなぜこの内覧会に来ているかというと、実は私が制作した作品も展示されているからなのだ。
こちらがその作品。(会場が暗いので少し不鮮明)

スカイツリーの建設現場で使われた「スカイジャスター」(大林組製作)をレゴブロック(MINDSTORMS NXT)で再現した「レゴジャスター」。
スカイジャスターについては、こちらで詳しく説明されているが、ここで簡単に説明する。

スカイツリーを組み上げる過程では、組み上げるためのの部材をクレーンの先端から延びる1本のワイヤーで地上から吊り上げる。吊り上げている途中で突風が吹くとどうなるか。当然、部材が風にあおられてクルクル回転する。10mや50mのビルならともかく、500mの高さである。その風はすざまじい。その突風による部材の回転をできる限り抑えるのがスカイジャスターの1番目の役割だ。

しかし、突風に強いスカイジャスターも、 ずーっと定常的に吹く弱い風には対抗しきれない。どうしても部材が回転してしまう。また、地上で北向きの状態で吊り上げはじめた部材を、上空では南向きで受け取りたいというような場合もある。1本のワイヤーで吊り下げられた状態のまま、リモコン操作で自由に部材の向きを変える − これが2番目の役割である。

イメージしてほしい。あなたが1本の細いロープにぶら下がった状態で、体の向きを自由にコントロールできるかどうか。一生懸命、握ったロープを回したとしても、ロープがねじれるだけで、ほとんどあなたの体は回転しない。体の重心をエイヤエイヤと動かせば少しずつ体の向きは変わるかもしれない。でも、こんどは止めるのに苦労する。

これらの難題を「ジャイロ効果」を使って見事に解決するのがスカイジャスターなのだ。そしてレゴジャスターもほぼ同じ機能を有している。


こちらの写真は、納品の少し前にウチで撮影したもの。
追って、鮮明な写真や動作中のビデオ、苦労話(いっぱいある)などを私のホームページで公開する予定だが、しばらく忙しい状態が続くのでいつになるかは未定。
ぜひぜひ、日本科学未来館に足を運んで実物をご覧いただきたい。
「ジャイロ効果」の不思議さと面白さを実感できるはずだ。
なお、このレゴジャスターの動作展示は、1時間に10分ぐらいのペースで行われる予定だ。

また、この企画展では、本ブログでもよく登場していただいている宇宙エレベーター協会副会長の青木さんの「未来へのメッセージ」も展示されている。こちらも必見。


固定電話って‥2011/06/13



会社で15年以上使ってきた固定電話機(内線、ドアホンなどの機能付き親機+ワイアレス子機3台)が、壊れたので新調した。

「今どき固定電話って必要なのか?」とか、「よりによって何で消えゆく運命のSANYOなんだよ!」とか、「なんで親機+子機2台で11900円なのに、追加の子機が1台12000円なんだよ!」とか、いろいろツッコミを入れながらも購入した。

◆固定電話を継続した理由:
会社の固定電話をなくすと、緊急連絡用に個人のiPhoneの番号を教えることになる。電話嫌いの私にとって、それはうれしくないことである。

◆SANYOである理由:
ウチのドアホンのターミナルがSANYOで、他のメーカーとは原則互換性がないらしい。壊れてもいないターミナルまで交換する気はない。

◆子機を追加しなかった理由:
昔は、ビジネスも友人もほとんど電話を使ったコミュニケーションだったが、今はメールがほとんである。ここ5年、プライベートな部屋で電話を使った記憶はない。ならば、その部屋には電話は不要。だから子機は仕事部屋だけでいい。

などいったことを考えながら、電話にまつわるさまざまな思い出がよみがえってきた。

子どものころ、はじめてウチに黒電話がやって来た日。
固定電話があってあたり前になった時代。親に聞こえないようにコードをできるだけ伸ばして彼女と会話を交わした日々。
上京して、バイトして、不動産屋(電話局より安かった)で電話の権利を買って、はじめて自分だけの電話を手にした日。

結構じじくさいなぁ。(^_^;)

東京都市大学で授業2011/06/16



昨日は東京都市大学の小池星多さん(研究室のページ)に呼ばれて授業をしてきた。
「教育の方法と技術(1)」という授業の中の1コマなのだが、バイトとバンドで明け暮れた学生生活を送った私が、そんな難しい話を語れるわけはない。


投影資料の表紙で宣言する通り、「レゴブロックであそぼ」という授業である。

まずは、いくつか持参した作品の紹介。
現在、世界に3台しかない(うち2台は日本科学未来館が所蔵)という「レゴジャスター」もお披露目。(この言い回し、なんかエラそうで気に入ってる)

続いて大人のレゴブロックの楽しみ方を少し語った後、チャレンジワークショップ。
今回の課題は、何年か前にもやった「チキンレース」。


これがルール。


以前これをやったときには、とりあえず全チームが成功したのだが、残念ながら今回は6チーム中2チームしか成功しなかった。小池さんの話によると、少しカリキュラムを動かしたためレゴブロックのスキル(というか経験)が前より若干少ない − ということなので、それが原因かもしれない。1コマでやるには、「モーターで走る車」の基本形のインストラクションを用意した方がいいかもしれない。
まぁ、個人的には、成功に至らず多少悔しい思いをした方が、得るものは大きいと思っているので、これはこれで良しとしよう。w

なんだかんだで、拍手をいただき授業は終了。

帰りは、ちょっと預けものがあったので、秋葉原の大人の秘密基地「TOIQUE」に立ち寄り。
せっかくだから作品をお見せしてきました。
その模様が、さっそく店長のブログにアップされています。店長しごと早っ!。

今年の夏休みは高松でLE展!2011/06/17



少し気が早いけど、夏休み。
今年の夏休みの「レゴエデュケーション展」は、四国の香川県高松市。
開催は7月30日から8月14日まで。
会場は「e-とぴあ・かがわ」を中心にした「サンポート高松」の1〜5階。
入場無料!。
私が作ったMINDSTORMS NXTのロボットたちも、期間中、元気いっぱい展示される予定です。

詳しくは、こちら。(PDFファイルはこちら


さらに、初日の7月30日には、私のトーク&ロボットショー「レゴブロックで・うごくロボット・はくらんかい」の開催が決定。
今回もおもしろいロボットをたくさん持ち込んで、トークとふれあいタイムで、濃くて楽しい時間を過ごしてもらう予定です。

なお「レゴブロックで・うごくロボット・はくらんかい」は、西日本ではじめての開催。
四国の方はもちろん、関西、中国、九州の方のご参加もお待ちしています。
開催は、午前と午後の2回。事前の申し込みが必要です。

もう少し詳細な案内が6月末ぐらいに公開されるということなので、追って案内を流します。

あだちメッセ・キックオフ2011/06/19

昨日は、こんなイベントに参加してきた。

あだちメッセ・キックオフミーティング
「100人で足立区の未来を語ろう!」(こちら)。

簡単に言えば、「足立区の産業を活性化して足立区全体を元気にしよう」という活動の一環として、まずはみんなでざっくばらんに話をしてみよう − という感じ。
10代から80代まで、まさに老若男女が集い、足立区の未来を話し合った。
参加者ひとりひとりのモチベーションも高く、議論を通してそれがさらに高まり、結果としてあだちメッセへ向けての「勢い」みたいなものが生み出されたような気がする。もちろん、その「勢い」をこれからどのように「形」にしていくかが重要なところであるが。

ミーティングは最近流行のワールドカフェ方式。
これだけ幅広い年齢層が集まるワールドカフェに参加するのははじめて。
若者は与えられた時間で課題(議論する、模造紙に書く)をキチンとこなそうと努力するのだが、高齢者はなかなかそうはいかない。話し出すと止まらない、話がそれる。(^_^;)
まぁそれもある程度は想定内だと思うのだが、その分、若者の発言時間が削られるわけで、もう少しシカケなり、ルールなりが必要かな、と感じた。(そう感じた私が仕切ればいいのだが、高齢者の話はそれなりに興味深いし、成り行きを見たかったので‥)

あと、やはり一番元気な社会人(20代後半〜40代前半)の層が薄いかなと感じた。
仕事も家庭も楽しく忙しい世代。私自身、その年齢のころに「地域」というものをあまり意識したことはなかったし、意識したとしてもそっち方面に費やす時間がない、という状況だったと思う。

北千住界隈には、開設予定を含めて、放送大学、東京藝術大学、東京未来大学、帝京科学大学、東京電機大学が集まる。また、北千住から千代田線で3つ目の葛飾区金町には、私の母校でもある東京理科大学がやってくる。
東京の西側に比べて若者文化が希薄だったこのエリアの産業や街が、これからどのように変貌していくか楽しみである。

たまには米国のLE社サイトでも2011/06/21



たまに米国のレゴエデュケーション社のサイトを見てみると、新たな発見があったりする。


これなんかは、FLLの前練習になりそうなパッケージだ。

こちらは、まだ発売前だけど、WeDoの拡張セット。WeDoのパッケージには入ってなかったタイヤが入ってる。USBケーブルをひきずって走らせるか。w

これは、FLLの上級編(14歳以上)にあたるFTC(日本では未開催)で使えるセット。
サードパーティのTETRIXとMINDSTORMSのコンボセットだ。一度、このTETRIXで遊んでみたい気もするのだが、ここまで来ると「制限なしの何でもあり」へ垣根も低くなりそうで、少々怖い。

しかし、ムシムシとするイヤな季節だ。
ご覧のみなさんも、どうかご自愛を。