ミニフィグ改造本! ― 2011/04/18
神奈川工科大学で授業 ― 2011/04/20
昨日は非常勤講師の日。
神奈川工科大学で、「家電製品とプロダクトデザイン」の授業。
プロダクトをデザインするときに考えるべきことや、企画、開発、検証など作業の流れなど、基本的な部分を一通り講釈したあとは、レゴブロックを使って実践。
初回は静物。
「小学校1〜3年生向けの電源タップを作る」というテーマ。
安全性、機能、使用環境、接続機器、嗜好などを議論する企画会議を行った後、レゴブロックで製作開始。
レゴブロックに少し慣れている学生もいれば、はじめて触れる学生もいる。でも、みんな真剣に指と頭を動かしている。
最後に記入用紙に製品名やキャッチコピー、特徴などを書き込んで製作完了。
完成後、短い時間でのプレゼンテーション。
続いて、作品と記入用紙を並べた展示スペースを全員が回って、お気に入りの作品の記入用紙に「ピースマーク」シールで投票。(下の写真の最下部が投票エリア)

で、優勝はこの「タップだ城(じょう)」。
オランダのお城と風車を合体させた建築物系デザイン。風車に搭載されたソーラーパネルで風車が回転し、同軸上に配置された時計が動くという高付加価値タイプ。
2位の「ぼくの夏休み」は、大きなACアダプタでも大丈夫なようにゆったりとスペースを持たせた形状。トップにはジャングルを思わせる大胆なデザイン。ジャングル部分を外すと宝物入れがあるという「秘密の小箱」的なギミック。造形的にもかなりうまい。
こちらは3位以下をまとめた写真。
物理的に感電を起こさない形状の「子ども用プラグ」を提唱する作品や、子どもの無茶な扱いにも耐えるタフな作品、コードを簡単に収納できる作品など、さまざまな視点からなかなか興味深い作品(迷作も含むw)が完成した。
個人的には、もっとはじけた作品があっても良いかなと感じた。前フリの講釈が常識的すぎたかもと少し反省。
昨年度に比べて受講生の数が大幅に増えたため、予定していたチーム数を急遽6から9に増やしたり、なにかとパタパタしたが、無事終了。
次回は「動くモノ」への挑戦。
たっぷりと頭と指に汗をかいてもらおう。
LabVIEW for MINDSTORMS 来るぞ〜 ― 2011/04/21
アメリカのLEGO Educationのサイトで「NI LabVIEW for LEGO MINDSTORMS」のプレオーダーが、はじまっている。
こちら。
あまりLabVIEWには詳しくないので間違ってたら指摘して欲しいのだが、今までLabVIEWでMINDSTORMSをコントロールするためには、通常のLabVIEWにMINDSTORMSアドオンを追加する必要があったと思う。新しい「NI LabVIEW for LEGO MINDSTORMS」は、完全にMINDSTORMS専用のパッケージっぽい。
「NI LabVIEW for LEGO MINDSTORMS」が、NXT-G、ROBOLABに続く3つ目のソフトウェアになるのか、あるいはROBOLABの後継に位置づけられるのか、今のところ不明。
欲望という名の電車・演出:松尾スズキ ― 2011/04/23

テネシーウィリアムズ作、松尾スズキ演出の舞台「欲望という名の電車」をパルコ劇場で観てきた。
出演は、秋山菜津子、池内博之、鈴木砂羽。
舞台そのものは十分満足に値するものだった。役者ひとりひとりの演技も上質かつ確実で安心して楽しむことができた。
ただ、「松尾スズキ演出」という部分にかなりの期待を抱いていた私にとっては、ちょっと食い足らない気持ちが残った。舞台全体に彼らしいエッセンスはちりばめられてはいるのだが、調味料的なふりまき方で、芯の部分にあるテネシーウィリアムズを溶かしたり侵したり、あるいは化学反応するところまでは至っていないという感じ。
最後に出てくる医者を見て、フィリップジャンティ・カンパニーを思い出した。最近見てないなぁ。
木材のぬくもりメカ ― 2011/04/25

かっこいい足こぎ4輪車。
なんと4輪操舵だ!
大人でも乗ってみたくなる。
これを製作したDr.ホッピーさんのサイト「木工 大好き!」はこちら。
中でも、個人的にはこちらのメカ要素のページにシビれる。w
以前「木の歯車工房」さんを紹介したときも感じたけど、「木材」ってほんとに素敵だ。
なんかあたたかくてやわらかい。その質感は、たっぷり時間をかけて削り、磨き、表面処理をすることで生み出される。きちんと手間をかけないと完成しないんだよね。
話は変わるが、私は「塗装」という作業が苦手だ。乾くのを待ちきれないのだ。
子どもの頃からずっと。今も変わらず。
だから、私の塗ったものにはいつも必ず指紋が付いている。
こういうせっかちな人間は、木工に向いてないような気がしている。(^_^;)
そういう私だから、紹介しているような木工エンジニアに憧れるんだな。きっと。
糸巻き! ― 2011/04/27
久しぶりにギターのメンテをした。
これが一番のお気に入りのギター。30年ほど前に購入したもの。
ESPのオーダーメイドのテレキャスタイプ。
ピックガードなし。指板はエボニー。ピックアップはダンカン。全部ブラスパーツ。
美しく年期が入っている。音もいい感じで枯れてきている。
ヘッドには、何も刻印なし。
メンテが終わってから、ふと、糸巻き(ペグ)をレゴブロックで再現したくなったので、作ってみた。
自分に与えた条件は2つ。
・直線リフトアーム(下の写真では9ポッチ長のリフトアーム)に取り付けられること。
・リフトアームの下からポスト(弦を巻く部分:緑色の部分)が垂直に出ること。
・ポストに強い力(弦の張力)が加わっても、緩まない+壊れないこと。
青い部分が、回すところ。
裏から見るとこんな。
機構学的に言うと、糸巻きはウォームギアの特徴を実にうまく使っている。
・ウォームギア側からは回転を伝えられるが、逆側からは伝わらない。つまり緩まない。
・小さな力で、強く弦を巻くことができる。
ちょちょいとできるかと思ったが、意外と難しい。
たまには、こういう頭の体操も楽しいナ。
もっと小さく、もっと少ないパーツ点数でできそうな気がするが‥。w
LaQで遊んできた! ― 2011/04/29

「LaQ」は、本屋さんなどで販売されているブロック玩具。
詳しくはこちら。
昨夜は、LaQの書籍を多数執筆されている浅川さんからのお誘いで「大人のLaQ教室」(こちら)に参加してきた。
浅川さんの簡単なレクチャーを受けたあと、与えられたテーマ「いきもの」の作品を、ビールを片手に自由に製作。
LaQに関しては、完成した作品を見たり、触れたことはあるけど、組んだことは全く未経験の私。四苦八苦しながら完成したのがこちら。
クジラ。(だから「造形」系は得意じゃないんだってば‥ ww)
頭と指をフル回転したあっという間の2時間。
LaQの奥深さも体感しました。(^_^;)
浅川さん、参加者のみなさん、ありがとうございました。
そうそう、会場になった秋葉原の「TOIQUE」は、以前このブログ(こちら)で紹介したお店。
はじめて伺う機会に恵まれたのだが、とっても感じのいいお店。雰囲気もいいし、楽しそうなおもちゃもたくさん置いてあるし。こんど秋葉原の近くに行ったら再訪したい。
お店のサイトはこちら。
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