極性を変える3つの方法 ― 2011/02/12
レゴブロックの電気回りの仕様が、2×2コネクタ系からパワーファンクション系に変わって3年ほどになる。
赤外線リモコンや単四バッテリーボックス、充電式バッテリーボックス、大小のモーター、WeDoとの接続など、いろいろな面で便利になった。しかし、一方で「昔なら簡単だったのに‥」という面もある。
そのひとつが「極性の変更」。
昔なら、2×2コネクタの接続方向を180度回すだけで極性変更ができた。
たとえば、右回りに回っているモーターのコネクタを外して、反対向きに取り付ければ、モーターは左回りに回りはじめる。
ところが、パワーファンクション系だとそれができない。コネクタの接続の向きは1方向だけなのだ。
パワーが要る作業をさせるときや、離れた場所でそれぞれの作業をさせるときなど、2つのモーターを同時に回す必要に迫られることがたまにある。
上の写真は、ひとつのバッテリーボックスで、2つのモーターを回すときの接続方法。これだと、2つのモーターは同じ方向に回る。
さてここで、「どうしても片方のモーターだけ逆方向に回したい」というとき、はたと困る。
ギアを1つかまして機械的に回転方向を逆にするという手はある。でもそれが、どうしても不可能な場合もある。
今回は、電気的に極性を変更する方法を3例紹介する。
◆スイッチを使う方法
バッテリーボックスとモーターの間に「スイッチ」を接続する。このスイッチを切り替えることで回転方向を自由に変更することができる。
◆リモコンを使う方法
リモコンに付いている小さな極性切り替えスイッチで片方の極性を変更し、2つのスティックを連動させる。ただし「リモコンなんかで操作したくないんだよ!」という場合には、まったく役に立たない方法だ。
◆2×2コネクタケーブルを使う方法
バッテリーボックスとモーターのそれぞれに「2×2コネクタ←→パワーファンクションコネクタの変換ケーブル」を接続し、その間を2×2コネクタケーブルでつなぐ方法。
回りくどいと言えば、回りくどいのだが、上の2つのように無駄に装置を使うわけではないので個人的には好きな方法だ。
いずれにしても面倒くさいし、場所をとる。(^_^;)
「クロスケーブル」みたいなものが1本あればいいのだが‥。
あるいはコネクタの下に1枚はさむと極性が逆転する「極性変更アダプタ」みたいなものでもいいかも。
もし、今回紹介した方法以外に良い方法があれば教えて欲しい。
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