パーツ考察 − 122010/05/01



2009年に出たパーツ。


このパーツが入っているセットは、テクニック系ではない。
Power MinersシリーズやAtlantisシリーズで「飾り」として使われている。

棒の出ている角度は45度。
アングルコネクタだと「4番」と同じ角度。


使うとすれば、上の写真のような使いかたか。
出ているのが「棒」じゃなくて十字だったら、もう少し利用できそうなのだが‥。

とても悩ましいパーツである。(^_^;)

パーツ考察 − 132010/05/06



ゴールデンウィーク明けの一品は、24歯ギア。
レゴテクニックの数多くのギアの中でも、一番使用頻度が高いのはこの24歯ギア。
歴代の24歯ギアを並べてみた。

一番左の24歯ギアは、シャフト穴が3つある初期のもの。


右3つは、それ以降のもの。


左から旧灰色(Light Gray)、新灰色(Light Bluish Gray)、新濃灰色(Dark Bluish Gray)。
色名については、日本語はデジラの表記、英語はBrickLinkの表記に従っている。
この他にも、黒色、黄色、青色、赤色などがあるが、特殊モノ扱いでいいだろう。

最近の傾向として、右端の新濃灰の出現が多くなっている。
今後、「24歯ギアといえば新濃灰色」となっていく可能性もある。

パーツ考察 − 142010/05/07



今回はこの写真の右のパーツ。
十字穴と丸穴の付いた長さ2のリフトアーム。


2008年に登場している。ちなみに左のパーツは2002年の登場。
この部品が出てきたことにより、1ポッチクランク(ストロークは2ポッチ)を簡単に作ることができるようになった。


左がこのパーツを使ったクランク。
右は、このパーツがない場合のクランク。ハーフ厚のリフトアームを2枚重ねて使っている。この場合、クランクが接合する相手は、物理的に丸穴に限られる。(相手が十字穴の場合、長さ2のシャフトで結合することになり、自由に回転しなくなってしまう)

ここで、なぜ一番上の写真で2つのパーツを撮影したかを説明する。
実は、同じ形状で穴だけが異なるパーツというのは、結構めずらしい。
さくっと目の前にあるパーツで探してみると、このくらいしか見つからない。


形状が同じには見えないが、機能的に丸穴と十字穴の差があるだけのパーツには、次のようなものがある。それでも数えるほどである。


さて、一番上の写真の2つのパーツ、これからも併存してくれることを祈る。

クリブリ流山店に行ってきた2010/05/08



1週間前の5月1日にオープンしたばかりの「クリックブリック 流山おおたかの森店」に行ってきた。流山おおたかの森SC(ショッピングセンター)の中に入っている。

この近辺(車で動ける範囲)には、越谷レイクタウン、ららぽーと新三郷、ららぽーと柏の葉など、大型ショッピングモールが乱立しているのだが、いずれにもクリックブリックは入っていない。それだけにこの店は貴重だ。

今日は車で出かけたが、つくばエクスプレス流山おおたかの森駅に直結しているので、ウチから行く場合は電車も便利。(ウチはつくばエクスプレスの青井駅まで10分ほど)

お台場とかの大型店から比べると、店舗はいくぶんこじんまりしているが、品揃えはなかなか。いくつか気になっていた商品を買ってきた。

精算していると、レジを打っている店長さん(かな?)から「ひょっとしてMINDSTORMSの五十川さんですか?」と声をかけられた。
少し照れるけど、かなりうれしい。ありがとう。(^_^) 
この地域のレゴファンから末長く愛されるお店になりますように。

共同通信社「好日のレシピ」2010/05/09



地方新聞に配信されている共同通信社提供の記事「好日のレシピ〜おとなを味わう」。


もし、地方にお住まいでこの記事をご覧になった方がいらっしゃいましたら、「何々新聞で見たよ〜」とご一報いただけるとうれしいです。

なお、着物は川越唐桟の100番(着物生地の番手は糸の太さを表す:数字が大きいほど細い)。夏前の季節には、この手のサラッとした木綿着物が気持ちいい。

パーツ考察 − 152010/05/10



今日は、私のお気に入りのひとつでもあるこのパーツ。


中型以上の自動車のセットで、エンジンのピストンを上下させるためによく使われている。
左側の丸穴のタイプと、右側のスリット穴のタイプがある。
現行品は丸穴タイプ。
ちなみにBrickLinkでは、区別されていないようだ。


このように使えば、「1ポッチ分のストローク」を持つクランクとなる。
私の作品の中でも、コレの脚の上下動に使ったり、コレの足首角の動きに使ったりしている。

ついでに、いくつかクランクを紹介しておく。


左は、24歯ギアを使ったクランク。
回転半径 x は、1:ルート2 = x:1 だから x = 1/ルート2で、x=0.71となる。
ストロークはその倍で 1.42。約1.5ポッチのストロークとなる。

中央は、2ポッチのストローク。長さ2のハーフリフトアームや「パーツ考察 − 14」が登場する前は、このような方法でよくクランクを作っていた。

右は、3ポッチのストローク。
このカムパーツは、クランクだけでなく、1.5ポッチの間隔を作るときにも役立つパーツ。
常備しておきたいパーツである。

神奈川工科大学授業2回目2010/05/12

神奈川工科大学、ホームエレクトロニクス開発学科での2回目の授業。
レゴブロックを使った「プロダクトデザイン」のワークショップ。


今回のお題は「未知の家電製品を作る」。

まず、チームごとに企画会議を開き、家庭内にあったら役に立つ家電製品、あるいは家庭を楽しくする家電製品の企画を立てる。
次に、それをレゴブロックで製品化する。
今週はここまで。

次週は、自分たちの作った製品のパンフレットを作り、プレスリリースを行う。

つまり、企画開発→製造→販促物製作→製品発表という「プロダクトを生みだす過程」をレゴブロックを使って駆け足で体験するというワークショップ。

この授業とは別に、私は「実践プロジェクト 〜 マニュアルを作ってみよう」という少人数の授業も受け持つ。今回は特別にこの授業の学生も参加。彼らの作品は、次週のお披露目会に登場しないのでここで紹介しておく。


米とぎ器。
確かにあったら便利だ。特に冬場。
しかし、最近の無洗米の売れ行きをリサーチしないと、製品化は難しいか。(^_^)

パーツ考察 − 162010/05/13




BrickLinkでも「Technic Pin」のカテゴリに含まれているし、外観もどう見てもテクニック系のパーツである。
どう使えばこのパーツを活かせるのか、このパーツならではの使い方があるのではないか − ここのところずっと考えてる。でも全然出ない。

オリジナルのセットでは、下の写真のように使っている。
この状態で、後ろから指で弾くと、ミサイルのようにピョンと飛び出す。
ギミックとしては決して驚く部類ではない。(^_^;)


う〜ん、悩ましい。
何か「これは!」という使い方を発見した方はご一報を。

素敵な誤訳2010/05/13

私のブログの閲覧ログを見ると、結構日本以外からもアクセスされている。なので、左側のツールバーに、googleの機械翻訳のボタンを付けている。

さて、下のリンク先は、私が昨日アップしたブログ記事を、その機械翻訳にかけたもの。
注目は、2枚目の写真のすぐ下。
オリジナルの日本語は「米とぎ器」。
さて、どんな英語に訳されているでしょう。

パーツ考察 − 172010/05/15



今日のパーツはこれ


本来は、上の写真のようにハンドルのツマミ(持ってくるくる回すところ)である。

ただ、1ポッチ以下の高さ調整のための「スペーサー」として、とても役立つパーツでもある。


ぜひ、上の写真をクリックして拡大して見て欲しい。
左から順番に16歯ギアの位置が上がっているのが分かるはずだ。
ベベルギアを組み合わせる際など、微妙な高さ調整が必要なときに重宝する。

残念ながら、最近のセットではあまり見かけない。
入手するならBrickLinkかな。(私も手持ちが4個ぐらいで心許なかったので、BrickLinkでまとめて入手した)