パーツ考察 − 65【ながいコネクタ】 ― 2012/10/01
パーツ考察 − 64【L字型コネクタ】 ― 2012/09/27
9398(こちら)に入っている新パーツ。
サーボモーターなどの大物以外で一番心ときめくパーツはこれじゃないだろうか。(私だけ?w)
ちっちゃくて全然派手じゃないけど、なんか「使えそう」な雰囲気がある。
BrickLinkによると、今のところ3種類のセット(こちら)に入っている。
こんな感じで、2本のリフトアームを平行に固定することもできる。
こんな感じで、中3ポッチ幅でモーターの回転を車軸を伝えることもできる。
今回はパッと思いつく組み合わせの例を示したが、たぶんいろんな場面で活躍するはず。
2年前に登場したこちらのパーツ(こちら)が、すでに定番パーツになっているように、このL字型コネクタも2年後には定番パーツになっているに違いない。
パーツ考察 − 63【赤外線受信機】 ― 2012/08/14
日本全国、多くのレゴテクニックファンの手もとには、9398(こちら)が届きはじめていることと思う。
この9398に入っている赤外線受信機、「V2」(Version 2)である。
フロントに堂々と「V2」と印刷されている。(写真左)
刻印のないV1とどこが違うかというと、「消費電力が少なくなった」ということだけらしい。
こちらのページの「Remote Control」をクリックして、「5. What is the IR Receiver V2?」をクリックすると、その説明が出てくる。
外観形状も全く変わりはない。
ただ、なぜかケーブルのツヤ、質感が微妙に違っている。
上がV2。写真では見にくいが、少しツヤ消し調になっている。指ではさんで滑らしてみると、V1は「ビニール」っぽい感触、V2は「ゴム」っぽい感触。曲げるときの感触も微妙に異なる。
9398に同梱されている新モーター類のケーブルは、以前と同じものなので、この赤外線受信機だけ仕様変更になったのか。
あるいは、恒例の「ロットによって違う」だけかもしれない。
実は、今日、BrickLinkでオーダーしてあった赤外線受信機が届いたのだが、それが全部V2だった。V1のつもりでオーダーしていたので、あわててその仕様上の違いを調べたというわけ。w
ちなみに9398、まだ箱のまま。(^_^;)
パーツ考察 − 62【小さなタイヤ】 ― 2012/08/06
パーツ考察 − 61【純正磁石】 ― 2012/06/02
先日の「水の中のおともだち」(こちら)で、久しぶりに「純正磁石」
使ったので、あらためてレゴブロックの純正磁石を見てみよう。
実は、それほど種類は多くない。
BrickLinkで「Magnet」を検索 → こちら。
上の写真の磁石は、BrickLink内ではパーツとして扱われていないことがわかる。
あくまでもグッズという扱いなのだろう。
このあたりがパーツとして扱われている磁石。
ただ、このタイプの磁石は2010年以降出ていないようで、今後登場するかどうかも不明。
「レゴブロックで磁石遊び」するには、使いやすい磁石なんだけどなあ。
最近のトレイン系の連結磁石はこれ。
磁石が完全に封印され、その部分を取り外すこともできない。
トレイン以外に使うのはかなり難しそうだ。
この連結器、どれとどれでもくっつく。つまり封印の中で、磁石が自由に動けるようになっている。
パーツ考察 − 60【微妙新旧デフギア】 ― 2012/03/21
2008年に登場した3ポッチ幅のデファレンシャルギア(こちら)。
それまで使われていた4ポッチ幅のデファレンシャルギア(こちら)に比べて、格段にリフトアームとの相性が良くなった。
しかし、この新デファレンシャルギアにも微妙な変化があることに気付いた。(正確には、私が気付いたわけではなく、私が制作中のインストの校正作業をしていた彼女が気付いた)
上の写真は、12歯ベベルギアを差し込む側(溝が開いている側)から撮影したもの。
左のタイプは、中央のボックスがオープンな状態で、差し込み溝が2段。
右のタイプは、中央のボックスがクローズドな状態で、差し込み溝が1段。
機能的な差異は全くないと言っていいだろう。
BrickLinkでは、今のところ両者を区別していない。
インストには「こちら側からベベルギアを差し込むんだよ」というステップがある。
その際、一番目立つ(目印となるであろう)中央のボックスの状態が、全く逆になってしまうのだ。困るなぁ。
さらに追い討ちをかけるように、数年前の「サイエンス&テクノロジー基本セット(9686)」には左のタイプのものが、最新の「サイエンス&テクノロジー基本セット」には右のタイプのものが入っているみたいだ。
このことから、「多分」右の方が新しいデファレンシャルギアじゃないかと思う。
ついでに言えば、最新の「サイエンス&テクノロジー基本セット」に同梱されているパーツリストシートのイラストは、古いタイプのままだったりする。(おぃおぃ‥)
180度回すとこうなる。
上から見ると、区別しやすい。
うむ、いろいろ変化してるんだな。
パーツ考察 − 59【カタイタイヤ】 ― 2012/03/07
写真のタイヤの共通点はナニ?
答は「空気が入ってないこと」。
中空部分のない(つまりゴムがギッシリ詰まっている)タイヤで、比較的大きめのタイヤを並べてみた。
FLLなどレゴブロックを使った競技会では、「まっすぐ進む」ことがひとつの課題となる。
「目標の到達地点は、ここからまっすぐのところ」なのに、なかなか正確にそこにたどり着くのが難しい。その理由のひとつが、タイヤの凹みだ。
マシンを左右対称に作ったつもりでも、ケーブルやちょっとしたパーツで、左右の重さのバランスは変化する。重い側のタイヤは、軽い側のタイヤよりも凹みが大きい。するとタイヤ半径が短くなり、タイヤ1回転で進む距離は短くなる。結果、重い側の方に少しずつ曲がっていく。
マインドストームのセットに含まれているタイヤや、最近入手しやすいタイヤは、小半径のものを除くと、中空タイプがほとんどだ。
ソフトな接地が実現できる反面、凹みやすい。
最近の競技会では、少し手を加えることでタイヤに凹みにくくし、競技に臨むチームが散見される。しかし、中空のタイヤを、均質にハードにするのは困難だ。
そこで、今回は元々凹みにくい「中空でない」タイヤを紹介してみた。
紹介しているタイヤの中で一番大きなものでも、マインドストームのセットのタイヤよりひと回り小さい。しかし、ほとんど凹みのない点を考慮すると、それなりに使う価値はありそうな気がする。
ただ〜し、紹介するだけしておいて申し訳ないが、例によって入手は難しい。
厚みの薄い方はこちら。
厚みの厚い方はこちら。
現時点では、厚い方が入手しやすそうである。‥‥1組平均800円だけど。
このタイヤの入ったバイクのセットが売られていたのは、1998年〜2002年。
当時、バイク&レゴテクニック好きな青年(現在はすでにオヤジ)が、結構これらのセットを購入していたので(私の周りでも)、日本国内でもかなりの数が眠っているはず。w
個人的には、このタイヤ好きなんだけどなぁ。近未来的で。
ひと回り小さいが、オレンジのタイヤ(のライム色版)は、流通量も多く、1組60円ほどで買えるので、確保しておくのもいいかもしれない。(こちら)
パーツ考察 − 58【三角リフトアーム】 ― 2012/03/01
写真左が新型の「トライアングルリフトアーム」。
肩の部分が、従来の形から少し削られたので、十字穴のすぐ上のエリアが使える。
だから、こんな組み方ができるようになった。
「このパーツならでは!」の作例を見せたくて、しばらく試行錯誤したけど、思いつかなかった‥‥。w
こういうのって、何か作っているときに「おぉ、これだこれ!」って感じで使い方を発見することの方が多いよね。
なお、このパーツ、BrickLinkの「このセットに入っている」を信用しない方がいい。
現に「こちら」では、前回紹介した9391に入っていることになっているのだが、実際には入っていなかった。
旧型からの移行期で、ロットや生産国によって混在している可能性もある。
パーツ考察 − 57【ユニバーサルジョイント】 ― 2012/02/22
新しいユニバーサルジョイント。
分解するとこうなる。
右のパーツは、2001年からあるパーツ。この記事(こちら)の上から3番目の写真にも写っている。
左のパーツが新しい。
今のところ、ウニモグ(8110)とスーパーカー(8070)だけに入っているパーツ。
この2つのパーツを組み合わせることで、特殊なユニバーサルジョイントになる。
ポイントは右のパーツ。
パイプの中に、シャフトの十字が切られているのだが、1.5ポッチのストロークでスルスルとスライドできる。ちょうどウォームギアのスライドと同じ感じ。
これ
を利用すると、こんなことができる。
左の十字ギアから右の十字ギアに回転を伝える。
このとき、右の十字ギアは、垂直方向に自由に動かせる。
中央の赤いシャフトが見え隠れしていることからわかるように、左の新ユニバーサルジョイントと、右の従来のユニバーサルジョイントの距離が変化している。スライド可能だからできる芸当だ。
普通のユニバーサルジョイント2つだとこれはできない。いや、不可能ではないが、二回りほど大がかりになる。
使う場面はかなり限られるが、あると便利なパーツである。
もっとも、2つ合わせて300円ぐらいの相場(現時点のBrickLink平均価格)は、微妙なところだな。w
パーツ考察 − 56【Pneumaticポンプ】 ― 2012/02/02
こちらも現時点でウニモグ(8110)だけに入っているパーツ。
長さ6ポッチのPneumaticのポンプ。
上の写真左が従来の5.5ポッチ長のポンプ。
右が新型6ポッチ長のポンプ。
シリンダーのストロークは全く同じで2ポッチ分。
この進化は大歓迎だ。
Pneumatic系の作品が格段に作りやすくなるし、ひと回りコンパクトにできる。
従来のポンプの場合、なんらかの方法で半端な「0.5ポッチ分」を吸収する必要があった。
写真左は、カムを使って0.5ポッチずらしているところ。この他にも斜めにポンプを配置する方法など、ひと工夫する必要があった。
ポンプは特に強い負荷がかかるところだけに、構造が複雑になればなるほど強固に補強する必要があり、当然その分だけ機構が大きくなることは避けられなかった。
それが、新型ポンプなら1発。頭をひねる必要は全くない。あっけない。
これが出回れば、余程特殊な場合以外、旧型ポンプの出番はなくなるような気がする。
ただ、これまた今のところ入手難。
ウニモグ買っても入っているのは1個だけ。
BrickLinkでの平均価格は800円! どひゃ〜。w
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