レゴとカタログスタンドと構造力学2012/11/14



めざとい方々には見つかっているが (^_^)、あだちメッセ、サイエンスアゴラで設置したカタログスタンドは、当然のごとくレゴブロック製。
A4普通紙150枚ぐらいなら、全く問題なく載せられる。


チラシを取り除くとこんな感じ。


スタンド部の2箇所のコネクタを外してパタンと倒すと持ち運び状態に。

こういうものを作るだけでも、たくさん考えるべきポイントがある。

たとえば「高さ70cm前後のテーブルに置くとき、どのくらいの角度が お客さんから見やすいか」「どういう構造だとお客さんがチラシを取りやすいか」を考える。このあたりはユーザーインターフェイスやユーザビリティの勉強だ。

あるいは「どういう構造にしたら壊れにくくなるか」。こちらは構造力学や材料力学の勉強であり、リベット(?)接合の強度シミュレーションでもある。
ドサッとギリギリまで紙を載せる。その状態で紙を揺らす。スタンドごと揺らす。チラシを取るときに人の手がどの方向に力を加えるか試してみる。
2枚目の写真がわかりやすいが、上方にいくほど接合が簡素になっている。上方にいくほど紙の重さがかからないので、それでいいのだ。
このような「静物」だと、こういった力学の勉強がしやすい。モーターなど動く「動物」だとどうしても力学的に複雑になり、「壊れた」ときの原因究明が難しくなる。

「身近にある何か重いものを載せるモノを作ってみる」というのも、頭の体操的に楽しいと思う。

コメント

_ kinohaguruma ― 2012年11月14日 07:05

作品の説明を聞いていると楽しくなります。これだけ考え抜いているとおもうと嬉しくなります。使う人、みる人の側にたち、創り手が創ったものは機能、デザインともに美しく感じますね!

_ 吉井真弓 ― 2012年11月14日 08:06

重いもの…

リモコンあたりでチャレンジしようかしら?

今、パーツ使いすぎると怒られちゃうかなぁ~

うずうず…

_ 五十川芳仁 ― 2012年11月14日 09:47

●kinohagurumaさん
「作品」とか「モノ」っていうのは、「創り手」の個性が出ているものが一番楽しいですよね。kinohagurumaさんの作品群もそういうモノですよね。w

●吉井さん
ぜひぜひ。怒られたらバラして返せばいいだけです。w

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