神奈川工科大学創造工学部の授業「家電製品とプロダクトデザイン」の導入として行ったワークショップ。全体で6コマの授業、ひとまず完了。
今年の受講生は31人。ワークショップとしては少し大所帯。10チームに分けて進める。
今年与えたワークショップのテーマは、「人間の能力を伸ばす家電製品の開発」。
「子どもの何らかの才能を伸ばす」あるいは「衰えたはじめたシニア世代の何らかの能力を回復する」といった家電製品を企画し、レゴブロックも用いて製作し、それを売り込むためのチラシを作り、プレゼンテーションする − という一連の模擬体験学習。
製品のターゲットユーザーは、くじ引きで決める。
前回の授業は、企画〜製作。
考え、思いつき、悩み、試行錯誤しながら作品製作に取り組む。壁にぶつかっているチームには、タイミングを見てヒントを出す。
今回の授業は、チラシ製作〜プレゼンテーション。
学校全体でMicrosoftのオフィス系アプリの使用権(?)契約をしているらしく、学生たちが使用するアプリはPowerPointか、Word。(それで本当いいのか‥と思う部分もあるが‥)
いずれにしても、PowerPointもWordもほとんど使用経験のない私に、MS系の質問はしないように。w
なんだかんだで、チラシも仕上がり、プレゼンテーションも無事終了。
上左の作品は、カタログ優秀賞。上右の作品は、プレゼンテーション優秀賞。
上の2点は、優秀製品賞。
上左の作品は、総合優秀賞。上右の作品は、総合2位。
総合優秀賞の作品は、リモコン式の自走式超小型カメラ。岩の陰や土管の中、生い茂った木々の中など、人が入ることのできないない場所を走らせ、写真を撮り、その映像を通して自然科学への興味を伸ばそうというカナリいい感じの作品。
総合2位の作品は、脚立までは持ち出したくないけど、ちょっと棚の上のモノを取りたいといったときに使う製品。脚立や踏み台と異なり、靴に装着するタイプなので移動も可能とのこと。
今年は、例年以上にオリジナリティあふれるいい作品がそろった感じだ。
私も多くの刺激をもらった。
学生諸君、お疲れさん! そしてありがとう。
審査員としてご協力いただいた柴田さんにも感謝。
チラシを見ているだけで、楽しくなってきます。
学生さんたちの努力とセンスと、講師の指導力の賜物ですね。(ヨイショっと)