直江さんのお城を見物!2011/08/01



高松を後にして、昨日は電車で瀬戸内海を渡り、岡山を経由して松江に到着。
さっそく松江歴史館へ。
あったあった、日本の誇るモデルビルダー直江さんの松江城。
彼のブログによると、先日のおもちゃ系のショーからの移送時に一部が損壊。改良、修復したようである。
お城の回りには、地元の子どもたちの作品がたくさん飾られている。

お城は、さすがにすばらしい!


屋根の繊細で美しいカーブが、本当にキレイに再現されている。光の反射も含めて、質感もリアルだ。


個人的には、この石垣の表現が大好きだ。


会場中央のスペースには、レゴブロックで自由に遊べるテーブルがいくつも並べられている。
そして、片方の壁が、直江さんのお城とこどもたちの作品が飾られている展示ブース。
もう片方の壁が、一面に「Ninja Go(ニンジャゴー)」のプロモーションアイテムが並べられている展示ブース。
会場の奥には実際にNinja Goのスピナーで遊べるスペースが設けられている。
また、会場にはレゴブロックの販売店も入っている。

子どもが行けば、自由に大量のレゴブロックで遊べるし、Ninja Goのいろいろな「秘密」を知ることができるし、入場料(大人600円、子ども200円)を払っても十分楽しめるのではないだろうか。

個人的には「なにがなんでもNinja Go のプロモーション!」という印象が強かった。
直江さんのすばらしい作品をもっといろんな方向から見れるように展示して欲しいし、「レゴブロックの松江城・ここが見どころ」みたいな、ちょっとした組み立てテクニックを見せるようなミニ展示コーナーなども欲しい。
つまり「創造力を育むレゴブロック」みたいな切り口がもっとあっても良いのではないかと。
以前見たレゴブロックの世界遺産展や、昨日まで参加していたレゴエデュケーション展みたいなものとは、向いている方向が少し異なるようだ。

ちなみにNinja Goを利用した私の作品は、こちら。(^_^)

島根満喫の旅2011/08/02



足立美術館の窓から庭園を望む。

実に美しい庭園。手間ひまをかけて、細部に至るまで手を抜くことなく磨き上げられた庭園である。旅行雑誌などのレーティングで高い評価を受けているのも頷ける。今は夏だが、四季折々に美しい姿を見せてくれるらしい。
京都などのお寺などにあるこぢんまりした「物語のある」庭園を遺産的庭園とすれば、こちらの庭園は芸術的庭園。別のジャンルのものとして見る方が楽しめるかもしれない。

昨日は、足立美術館の他にも、縁結び(今さら必要なのか?)の八重垣神社、現存する最古の大社造建造物となる本殿(国宝に指定されている)を持つ神魂神社(かもすじんじゃ)などを回り、最後はここ。


無造作にも見える結界をくぐる。


これが「黄泉比良坂(よもつひらさか)」。
古事記に出てくる「イザナミに振り返るなと言われたのに、振り返ってウジ虫のわいたイザナミにビックラこいて、さっさと逃げ出すイザナギ」の話の舞台。
イザナギは、ここ黄泉比良坂まで逃げてきて、石で穴をふさいで一命をとりとめた。
今もこの下ではイザナミが呻いているかもしれない。

さて、今日は出雲大社などを回る予定。ただし、出雲大社はかなり大規模な工事中らしいので少し悲しい。

世界遺産へ行ってきた2011/08/04



旅のメインイベントは、世界遺産、石見銀山!
銀山だけでなく、銀山のふもとの街、街道、港町まで、ぜ〜んぶ含めて世界遺産。
今回は、銀山のふもと街と銀山を訪ねてきた。

こぢんまりとやさしく、ひっそりとした街並み。
蝉の声が青い空に吸い込まれていく。
てくてく、20分、30分と歩くと、公開されている坑道に到着する。


坑道(間歩:まぶ)そのものは、それほど「見どころ」という規模ではない。でも、手掘りの壁面に当時の労働を想起する。

街中には、修繕中の家なども見かけたが、すべて見えるところに「工事許可証」みたいなものが掲示されていた。世界遺産ともなると、自分の家の改築、増築もかなりしばりが多いんだろうなぁ − 少し気の毒。でも、この美しくもはかない石見銀山、このまま後世に残して欲しいと強く思う。

さて、今日は帰京。日常生活に戻る。

はくらんかい・まとめ2011/08/05



四国から松江、出雲を回って、東京に戻ってきた。
道中、暑かったけど晴天に恵まれ、とても充実した旅だった。

さて、7月30日に開催された「レゴブロックで・うごくロボット・はくらんかい」は、それなりに広い会場(ヨンデンプラザ・サンポート)を埋め尽くす子どもたちの中、無事終了した。
親御さん方のイス席は会場の外まではみ出してしまい、暑い中おつかれさまでした。


いつものように、前半は私のお話。
このとき、子どもたちがどういう表情をしているかは、多分私にしか見えない。
ホントびっくりするぐらい真剣な表情をしている。ひたすら私の話に耳を傾け、私の指し示すロボットを食い入るように見ている。約30分間、そのまま集中が持続する。
小学校低学年の子どもたちが、だ。これはスゴイことだと思う。


後半は「ロボットふれあいタイム」。
お気に入りのロボットの場所まで移動して、見て、触って、仲良く遊ぶ。
見るだけで満足する子もいれば、裏返して解説をはじめる子もいる。w

これまで「レゴブロックで・うごくロボット・はくらんかい」で日本各地の子どもたちに接してきて気付いたことがある。それは、子どもの性格や親子の関係などに、地方地方で差異があること。たとえば、今回の高松の子どもたちは総じてお行儀がいい。親御さんの言うことをちゃんと聞く。一方で少し控えめでおとなしい。
もっともこれは多くの子ども全体での印象。ひとりひとりの子どもは個性いっぱいであることは言うまでもない。

今回は、募集人数を大幅に超える応募が集まり、「行きたかったのに‥」というお子さんも多かったと思う。抽選で外れた方々、本当に申し訳なかった。ぜひ、次の機会にお会いしましょう。
また、e-とぴあ・かがわの樋川さん、ヨンデンプラザの松本さんをはじめ、お手伝いくださった方々、本当にありがとうございました。感謝。

さて、はくらんかいで活躍したロボットたちは、今日戻ってくる予定。来週の盛岡に向けて、すぐにメンテをはじめる。

来週は盛岡で会いましょう2011/08/06



岩手県の盛岡市子ども科学館で開催される「ブロックでつくった・キカイとロボット・だいしゅうごう」まであと1週間。

北東北では、私のはじめてのイベント。
岩手のみならず、青森、秋田、宮城、山形‥の多くのみなさんのご来場をお待ちしています。
開催は、8月13日と14日。両日とも11時〜と15時〜の2回の開催を予定。各回定員は50名。(念のため、開催時間に関しては館にお問い合わせいただくことをおすすめします)

科学館のイベント案内はこちら
科学館のホームページはこちら
パンフレットはこちら

東北のみなさんとお会いできることを楽しみにしています!

iPhoneリモコンでPFコントロール2011/08/08

先月、iPhoneを赤外線リモコンにするアダプタを紹介した。


そのコメントで、KSSさんから「Power Function(PF)のリモコンを学習させることはできますか?」という宿題をいただいていたので、いろいろ試してみた。

結果、現時点では「学習させることはできるが、ちょっと使い物にならない」という結論に至った。

まず、大きな問題は「このリモコンでは2つのモーターの制御を同時にできない」ということ。まぁ、あたり前といえばあたり前だが、PFのリモコンで赤マークレバーと青マークレバーを同時に倒したときに送信される赤外線信号は、2つの独立した信号として送信されるわけではなく、ひとつの信号にまとめられて送信される。AV機器のコントロールを主目的に作られたこのリモコンにそういった複合信号の送信機能は搭載されていない。
複合信号を学習させるという手はあるが、組み合わせ分だけの数のボタンを用意する必要がある。

次に「回転」と「停止」信号の問題。まだきちんと検証までしたわけではないが、PFのリモコンは、レバーを倒したとき「回転、回転、回転‥」と信号を送信し続け、レバーを戻した瞬間に何らかの「停止」という信号を送信するようだ。
試して欲しい、PFリモコンのレバーを倒してモーターを回し、レバーを倒したまま赤外線が届かないテーブルの下などにリモコンを隠すと2〜3秒でモーターが止まるはずだ。
単にiPhoneリモコンのボタンに「回転」を学習させると、同じように、ボタンを離してから2〜3秒経ってからモーターが止まるという情けない仕様になってしまう。残念ながらiPhoneのリモコンに「ボタンを離したときに信号を送信」というような機能はない。

さらに、トレイン用のリモコンでパワー制御用の信号なども学習させてみたが、なかなか一筋縄では行かない複雑な体系で信号を発信しているようで、iPhoneリモコンで制御するのは難しそう。

とりあえず、情けない仕様のままリモコンを作ってみたのがこれ。
全然使えない。(^_^;)


もっとも、PFコントロール専用のアプリを書けば、十分使い物になると思う。
ただ、このアダプタの仕様などの調査も必要だろうし、いろいろ大変かも。
本当は、このリモコンの開発元の L5 Remote社に作ってもらえると一番いいのだが。w

1/8球を作ってみた2011/08/10



先日の多面体(こちら)の流れ。
4×4プレートをヒンジでつないで、球体の1/8ぐらいの部分を作ってみた。
このままどんどん追加していけば丸くなるのだが、特に球を作る必然性もないし、この単位でヒンジもピシッと固定されるので、今回はここまで。w

今週末の盛岡のイベントの準備とか、9月のTOIQUEでの準備とか、その他もろもろの作業で、ゆっくりレゴブロックで遊ぶ時間がないのです。(T_T)

神戸のレゴワークショップ情報2011/08/11


関西を中心に活動する川森さん(くるとんさん)からの情報です。
8月20日(土)、神戸商工貿易センタービル26階にある「KIITO」で「うごきをデザインする − おもちゃをつくるおもちゃ」というワークショップが開催されるとのこと。


詳しい情報はこちら

13:00〜17:00。定員10名程度。無料。先着順。
8月11日時点でまだ空きはあるとのこと。
関西近畿のレゴファン、夏休みの後半のメインイベントにどう?


isogawa blogでは、いつでもみなさんの情報提供をお待ちしています。
「こんなイベントをやるよ!」「これをみんなに知らせたい!」などといった情報があれば、「isogawa@isogawastudio.co.jp」までメールでお知らせください。(掲載するかどうかは私が判断させていただきます)

盛岡準備完了2011/08/13



昨日、新幹線「はやぶさ」で盛岡に到着。
盛岡には、2、3回来たことはあるのだが、交通手段は車だった。
繁華街中心と駅が少し離れていることもあって、今回はじめて「盛岡駅」を見た。w

ホテルに荷物を預けて、「盛岡城跡公園」を観光してから、盛岡子ども科学館に向かう。


駅裏の雫石川の橋の上からの風景。
駅から歩いて10分でこの自然。すばらしい。
気温は30度を越えているのだが、風が涼しくて気持ちいい。


科学館の前の看板。
特別企画のポスターもちゃんと貼ってある。w


前回同様、別途クール便で送付したロボットたちと再会。
今回の控室はとても広くて作業がしやすい。助かる。
翌日に備えてしっかりメンテ、充電、動作確認をしたところ。
閉館後、実際のステージでMacやプロジェクター、マイク、環境光(ライトセンサーの調整)のセッティングを終えて準備完了。
そして、夕食は焼肉と盛岡冷麺で大満足。

さて、今日から2日間、4ステージ。楽しみましょ。

盛岡イベントレポート2011/08/15



8月13日、14日、盛岡市子ども科学館で開催した「ブロックでつくった・キカイとロボット・だいしゅうごう」レポート。
金曜日に東京を発って、午後から別途 宅配したロボットたちのメンテ、会場の下見、プロジェクタやマイク、ライトのセッティング。
土曜日、午前午後の2回の公演。
日曜日、同じく午前午後の2回の公演の後、帰京。

いつもイベントで地方都市に出向いた際には、できるだけ地元や近県の文化財や史跡名勝を回るように心がけているのだが、今回は月曜日から仕事ビッシリでとんぼ返り。なかなか疲れがとれないお年頃の私には、チト辛い。(^_^;)


さて、トーク&ロボットショー。
私のショーはこれまで「レゴエデュケーション展」の特別企画として開催してきたが、今回は、科学館独自の特別展「ばける」の特別企画として開催 。
そのせいか、全体として「レゴレゴレゴ〜!」というレゴブロックファンの比率は少なめ。でも科学館に遊びにきている「科学大好き」な子どもたち。各回大盛況の中、みんな真剣に話を聞いてくれた。


後半はお待ちかねの「ロボットふれあいタイム」。
いいでしょ、赤いTシャツの少年。じっと作品の裏側を観察している。w
こういう経験をできる限り多くの子どもたちにしてもらいたいから、私は全国を回っているのだ − とあらためて認識する。

全体的な印象として、盛岡の少年少女はちょっと控えめ、恥ずかしがり屋さんが多いような気がした。でも、一度言葉を交わすと実に人懐っこくてカワイイ。
また、いままで地方を回った中では、比較的レゴテクニック、マインドストームの認知度が低いような気がした。クリックブリックも仙台以北の東北にはないようだし、レゴ社、トイザらス社などにぜひがんばってもらいたい。科学館のワークショップなどでも取り入れてもらえるとうれしいな。

ともあれ、盛岡の熱い夏のイベントは無事終了。
イベントでお世話になった盛岡市子ども科学館の渡辺さん、館長の竹田さん、マネージャーの小野寺さんと浪岡さん、佐々木瑞穂さん、小林さん、山本さん、鈴木さん、佐々木崇さん‥。みなさんに感謝。
そして、会場に集まってくれた少年少女たちとその親御さん方にも、たくさん感謝。
またいつか、盛岡 or どこかでお会いしましょう。

盛岡名物の冷麺、ジャジャ麺、とてもおいしくいただきました。(^_^)